ムギマキ (麦蒔) は春秋の渡りの時季にのみ見れる旅鳥 ですし、全国的に数が少ないので、そこそこ観察が難しい野鳥です。
ムギマキ 雄 は、体上面が黒く肩に白斑があり、眼の後方の白い眉斑が特徴です。 体下面は、喉から腹がオレンジ色で、下腹以降は白色です。 (→ よく似た体色のキビタキ雄 は眼の前後まである長く黄色い眉斑が特徴なので、簡単に区別できます)
喉から腹までのオレンジ色が 何とも美しい姿です。 (枝被りなのが残念ですが…)
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画像下側に写っている小さな果実(→ 熟れると青紫色になるカラスザンショウ の実)を食べに来たところを狙って撮ったのです。
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ムギマキとは10月末から11月初め頃に出会ったのですが、やはりカラスザンショウの実が好物の夏鳥のキビタキと争いになっておりました。
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ムギマキ雄のような美しい野鳥の姿が撮れると、鳥撮りが止められなくますです、はい。
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背中の姿も載せておきます。
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尚、ムギマキの名は、秋の麦まきの頃に多く渡ってきたので付けられたらしいです。
(画像をクリックすれば大きな画像になりますので、お試し下さい)