去る9月上旬から中旬に3回、雨続きの合間をぬって「渡り」途中のシギ類を目当てに ある川の河口に行きました。
その河口にある 満潮時には海面下になる人造岩礁で見つけたシギ類の一つが、過去このブログで名前は出しましたが、写真を載せたことがなかった タカブシギ (鷹斑鷸) です。
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タカブシギは、日本には春と秋の渡りの時期に飛来する旅鳥 です。 成鳥夏羽 では体上面が黒褐色で、黒色や白色の横斑や斑点があるのですが、(↑)や(↓)のように成鳥冬羽 は、体上面が灰黒褐色で 不明瞭な灰色の斑が入っているのが特徴です。
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タカブシギは、体の大きさ割に脚が長くスマートっぽいのも特徴です。
真っ直ぐで黒い嘴(くちばし)から続く黒褐色の過眼線(眼の前後方向に入る線状(帯状)の模様)と、白い眉斑と明瞭な白いアイリングがタカブシギの特徴です。 (↓)が ほぼ正面顔です。
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尚、タカブシギは環境省の絶滅危惧Ⅱ類 に指定されており、数量的に珍しい部類の野鳥になります。
(画像をクリックすれば大きな画像になりますので、お試し下さい)