年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

セッカ (2)

2016年10月24日 | 写真~野鳥

去る9月上旬から中旬に3回、雨続きの合間をぬって「渡り」の途中のシギ類を目当てに ある川の河口に行きました。  その河口にある河原で セッカ  (雪加、雪下) に出会いました。

セッカは、ススキやチガヤ等が生えている草原や河原に住んでいて、スズメより小さく スズメに似た目立たない野鳥で、白い眉斑が特徴の、全国的には(冬に暖かい地方に移動する) 漂鳥 です。


世界に生息する鳥類の95%超が 一夫一妻制 といわれていますが、終生同じペアの一夫一妻制もあれば、毎年相手を変える一夫一妻制もあり、人間界の夫婦円満の象徴とされるオシドリは、実は後者のタイプなのです。  (人間は前者のタイプを選択した(はずな)のですが、昨今の日本では崩壊の兆しがみえるようです?!)(笑)

セッカは毎年(=繁殖期毎に)相手を変えるタイプの一夫多妻で有名 です。
 日本のある調査では、セッカのオス1羽が 最高11羽のメスと番(つがい)になったそうですが、平均的にはオス1羽にメス6羽程度だそうです。  オスは基礎工事をした巣をメスに気に入ってもらわなければならないので、沢山の巣の基礎工事に大変な労力をかけている訳でして、ただイケメンだというだけではダメなところが、人間界より厳しい世界であることは容易に想像できます。
 現に、その調査では、メスを1羽も獲得できなかったオスが3割ほどいたそうですから…。


セッカは、尾の下面にストライプがあるのが特徴です。 (↓)の画像をクリックして大きい画像で 尾の下面の横斑を確認して下さい。



尚、参考までに追記しておきますと、
(1)セッカは、日本の一部の府県で「絶滅寸前種」とか「絶滅危惧種」などのレッドリストの指定を受けています。
(2)セッカの和名「雪加、雪下」の語源/由来は不明です。


(画像をクリックすれば大きな画像になりますので、お試し下さい)



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