前回 ナベヅル (鍋鶴) の成鳥の姿を見て頂きました(→ こちら と こちら)が、今日はナベヅルの幼鳥・若鳥 の姿を見て下さい。
ナベヅルの幼鳥 は、頭頂に黒色や赤色の斑はなく、頭部から頸部が黄(茶)褐色みを帯びています。
幼鳥がもう少し成長して若鳥 になると、頸の黄(茶)褐色が成鳥と同じように白色になってきます。
また、(↑)からお判りのように、ナベヅル成鳥の虹彩(目の色)は赤(褐)色ですが、幼鳥・若鳥の虹彩は黒色なのも特徴です。
一応 幼鳥の後ろ姿も見ておいて下さい。
ツル類は、基本的に家族単位で行動するので、生まれて間もない幼鳥が日本に飛来する時も、その後の生活も親鳥から教えてもらいながら成長します。
そして 若鳥は、越冬後の春にシベリアなどへ帰る(→ 北帰行 )直前に、親鳥から独り立ちを迫られて、単独行動をするようになり、若鳥達は仲間を組んで北帰行します。 北帰行の旅立ちを見てみたいのですが、いつ旅立つか判らないので、無理でしょうね。