団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

プリンターで太陽電池

2007年08月03日 | 太陽光発電

  

太陽光発電も政府の政策が間抜けている限り、パネルの価格が大幅に安くならないと爆発的な広がりは期待できそうもありません。

  何か画期的な技術が開発されるとか原料コストが大幅に下がるとかしないかぎり望みはなさそうです。これまでも、いろんな技術が発表されましたが、未だに大幅なコストダウンを達成したと言う話はありません。所詮は夢なのでしょうか。

 今までと違って現実のものとなるのでしょうか、そんな新しい技術が発表されています。

 livedoorニュースより

 「プリンターで自作可能」ナノテク太陽電池

  …略

 ニュージャージー工科大学の研究者たちが、柔軟なプラスチック板に塗布または印刷が可能な低コストの太陽電池を開発したのだ。

 製造工程が非常に簡単なため、将来的には家庭用の安価なインクジェット・プリンターで自前の太陽電池を印刷できるようになるかもしれないと、研究者たちは述べている。それが本当なら、印刷した太陽電池を自宅の屋根に並べるだけで、自家発電が可能になるのだ。

 この研究は『ポリマーバルクへテロ接合型光電池のためのフラーレン単層カーボン・ナノチューブ複合体』と題した論文にまとめられ、英国王立化学協会が発行する『Journal of Materials Chemistry』誌の2007621日号の巻頭を飾った。

 従来の太陽電池が高純度シリコンを材料とするのに対し、この太陽電池は、有機化合物のカーボン・ナノチューブとカーボン・フラーレン(別名バッキーボール)を材料としている。

 仕組みはこうだ。ナノチューブとバッキーボールを、互いを補完するような構造に配列する。光子(光の素粒子)がこの素材にぶつかると、電子が発生し、バッキーボールに捕えられる。

 ナノチューブは配線と同じように働き、電子を取り出すため、バッキーボールはさらに電子を捕えることが可能になる。こうして生じる電子をすべて集めると、家庭用の電力が得られるというわけだ。

 もちろん、研究者らの願いは、この太陽電池が将来的にいたるところで利用されるようになることだ。今回の論文の筆頭執筆者であるSomenath Mitra教授は、ニュージャージー工科大学のプレスリリースの中でこう述べている。

 「この固有の組み合わせを有機太陽電池の製作に利用することで、塗布法による太陽電池の効率を高めることができる。この製法が、安価なエネルギーの選択肢の1つとして、いつか世界中の家庭で利用されるようになることを期待している」…以下略

 印刷と言えば第2753回で取り上げた大日本印刷を思い出します。原理自体は全く違うようです。
 理論は読んでもちんぷんかんぷんですが、自前のプリンターで太陽電池が作れるなんて楽しそうですね。太陽電池専用インクとでも言うのでしょうか、それが安く出来れば、どんどん印刷して日の当たるところは全てこれを取り付けたいものです。

 こうした今までに発表された画期的と思われる技術の一つでも本物になって世界中のエネルギーを太陽光発電で賄える時代は来るのでしょうか。

来て欲しい!