団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

電球型蛍光灯

2007年08月15日 | エネルギー 環境

  第2741回第2775回などで取り上げた白熱灯を日本でも転換を進めていると言う記事がありました。
  企業や官公庁などの事務所は殆んどが蛍光灯で、それを節約のために間引きで点灯したり、昼休みには消灯するなど節約に努めているところが多いし、我が家も白熱電球は一つもないので、何となく日本では白熱電球は余り使われていないようなイメージを持っていました。ところが、そうでもないようです。

  Yahoo!ニュースより

  白熱電球より電球型蛍光灯! 電気代節約、CO2削減にも 82156分配信産経新聞

 照明器具などを手がける家電メーカーが、白熱電球から電球型蛍光灯への「転換」を進めている。電球型蛍光灯の消費電力は白熱電球の5分の1以下で、寿命は約10倍と長いため、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)の排出削減につながるからだ。・・・中略

  松下電器では6月から7月にかけて、天神祭を含め全国4都市で開かれる省エネキャンペーンなどに協賛し、計1万8000個の電球型蛍光灯を提供した。「家庭などへの普及のきっかけにしたい」と話す。

 一方、NECグループは9月末まで国内の従業員約11万人を対象にした「省エネ電球買い替えキャンペーン」を展開中。事業所や工場などの売店で電球型蛍光灯のコーナーを開設して買い替えを促している。1万個を買い替えれば、年間で358トンのCO2排出が削減されると試算し、同社は「まず従業員とその家族に環境意識を持ってもらいたい」と強調する。・・・中略

 ただ、抜群の省エネ効果があるにもかかわらず、電球型蛍光灯の普及がまだ進んでいない一因は、値段が高いことだ。

 1個100円程度の白熱電球に対し、電球型蛍光灯は1000円前後。家庭でまとめ買いする場合は支払う金額の差がさらに大きくなる。企業などでも、この点が普及の壁になっている。・・・中略

 10倍の長寿命は白熱電球10個分の価値があり、電気代が5分の1程度のため、家計にはむしろメリットがあるという。また、高齢者世帯にとっては天井などの電球を取り換える負担も小さくなる。・・・中略

 独特のムードや暖かみがある白熱電球は、インテリアを重視する人たちに好まれている。しかし、地球温暖化は消費者にも意識の改革を迫っている。

 白熱灯が未だにそんなに使われているとは想像もしていませんでした。それどころか、家電メーカーの従業員が未だ白熱電球を使っているというのも驚きです。もしかしたら、何か重大なデメリットでもあるのでしょうか。こうしてみると日本に白熱灯は殆んど無いと思っていたのは私の思い込みに過ぎなかったのかもしれません。

 そういえば、今の体育館に勤めだして、最初に意外に思ったのが、玄関や車寄せに白熱電球を使っていることでした。どうして、電球型蛍光灯にしないのですかと聞くと、やはり、コストの問題で難しいとのことでした。イニシャルコストとランニングコストのどちらを取るかの考え方でしょうが、日本の官公庁がそんなことで白熱灯を使っていることに驚きを覚えたものです。散々無駄使いをしてきたはずなのに意外なところでケチっていたりするんですね。尤も、坂出市は昔から貧乏でしたから本当に買えなかったのかもしれません。

 それにしても、まだまだ省エネは浸透していないのですね。

認識を改めないと!