我が家には残念ながら金と名のつくものはPCなどに使われていると思われるものしかないようです。これから どうなるか分からない時代、金で自己防衛する方法もあるようですが、何分、その金を買う金が無いのですからどう しようもありません。
ここは素直に諦めるしかなさそうです。ところが、個人はそれでも仕方ないでしょうが、我が国も危機感 は余りないようです。大丈夫なのでしょうか。
平成26(2014)年3月5日(水 曜日)貳 通巻第4172号
じつは別途500トン、秘かに購 入した可能性ありと専門筋。
金の国家備蓄は戦略的発想からうま れたもので、欧米は伝統的に金備蓄を実践してきた。危機に直面したとき、ペーパーマネーは信用を失速させ、ホン トの通貨しか通用しなくなるからだ。
国家の戦略備蓄としての金備蓄の世界 トップは米国、イタリア、フランス、ドイツなどがつづくが日本は765トンで先進国では最低のレベル。しかも日 本の金は米国のフォートノックス砦あるニューヨーク連銀の金庫に預けたままである。
ドイツは米国の保有金は水増しされ ている疑惑があるので、返還をもとめ、一部は返還された。日本はそうした要求は一度もだしていない。
世界の金備蓄はつぎのとおり
米国 8133トン
ドイツ 3401
イタリア 2451
フランス 2435
中国 1054
スイス 1040
ロシア 852
日本 765
オランダ 613
インド 558トン
(数字は拙著『世界は金本位制に向 かっている』(扶桑社新書)
さて中国は過去五年間、国家備蓄の金 は1054トンであると公表してきた。
くわえて民間の金需要は異常に高く、 2012年にインドを抜いて世界一となった。
2013年の金需要はじつに1176 トン強。前年比41・4%増加をしめした。このうち香港からの輸入が1158トン強だった。ところが別の統計で は2013年の金購買量は1700トンであり、およそ500トン強がどこへ消えたか、謎とされてきた(多維新 聞、2014年2月26日号)。…以下略
マア、平和ボケは今に始まったこと でもないので成るようにしか成らないのでしょう。日本人のゆでガエル状態は何から何まで行きわたっているようで す。果して、再生は成るのでしょうか。
ところで、金と言えば「ねずさん」 のところで読ませてもらった記事に衝撃を受けたことを思い出します。あの秀吉の朝鮮征伐の話以上 に驚き、自分の無知さに知らないことの悲しさを覚えずにはいられませんでした。
何と、あのアメリカの南北戦争が日 本からかすめ取られた金で賄われたと言うのです。かなり長い話なので、リンク元でじっくり読んで下さい。これを 読むと無知ということの恐ろしさが身にしみます。
ねずさんの ひとりごとよ り
・・・略
ところが、北軍は、わずかの間に 220万もの兵力を整え、さらにその全員に最新式の装備を与えたばかりか、大軍を南部諸州にまで進軍させまし た。
お金がなくて、軍隊さえもたいして持て ない(開戦当時の北軍の兵力は陸海あわせてもわずか2万4千)しかなかったはずの北軍が、これだけのことをした のです。
さらにいうと、北軍は、南北戦争が終 わった後に、南軍が外国から調達した莫大な戦費を、全額代払いしました。
さらにその直後には、なんとあの広大 なアラスカを、ロシアからキャッシュで買い取っています。
北軍側は、いったいどっからそんなお 金が湧いて出て来たのでしょうか。
そこに実は日本が関係しています。
人類が誕生してから、現在に至るまで に世界で算出した金(Gold)の量は、オリンピックプールに換算する と約三杯分になるのだそうです。
そしてそのうち、なんとまるまる一杯 分が、実は、日本産です。
マルコポーロは、日本を指して「黄金 の国ジパング」と呼びましたが、かつての日本は、まさに「黄金の国」そのものだったのです。…中略
彼は日本の国内事情を調べました。
そしてわかったことは、日本では金 (きん=gold)がめちゃくちゃ安い。
当時、世界の相場は、メキシコ銀貨四 枚で、金貨一枚と交換です。
ところが、日本では、メキシコ銀貨一 枚と、一分銀四枚が等価で、一分銀四枚と慶長小判一枚が等価です。
つまりメキシコ銀貨一枚を日本に持っ て行くと、慶長小判一枚と交換してもらえる。
その慶長小判一枚を香港に持ち込む と、メキシコ銀貨四枚と交換してくれるのです。
香港と、日本を、一回往復するだけ で、手持ちのお金が4倍に増えるのです。
これを知ったハリスは大喜びします。
で、彼が何をしたというと日本との間 で、日米和親条約を取り交わします。
これが嘉永七(1854)年のことで、この条約が不平等条約だと学校では教えるけれど、お時 間のある方は、条約の内容をご自分で調べてみてください。
ごくあたりまえのことが書かれている だけです。
若干の港の開港と、領事館内の治外法 権です。
後者は、いまでも世界の常識です。
問題は、日米和親条約ではないので す。
そのあとに締結された、和親条約の細 則、つまり「下田条約」にあります。
その細則で、ハリスは金と銀の両替相 場を固定してしまったのです。
この結果ハリスは、香港と日本を往復 するだけで、巨万の富を手にしました。
どのくらい儲けたかというと、なんと 京(ケイ)の位まで儲かった。
京(ケイ)というのは、一兆の一万倍 です。
当時、小判入手を目的とするメキシコ 銀貨の一分銀への両替要求は、一日になんと1万6千枚にも上ったそうで す。一日です。
おかげで、国内に流通すべき一分銀は 巷から消えてしまうし、日本の小判も国外に流出して、巷から消えてなくなってしまう。…中略
米国は、こうして世界の富の3分の 1の金(Gold)を手に入れました。
そしてそのカネで、200万の北軍を 編成し、最新式兵装を整え、南北戦争を戦い、さらに南軍の借金を立て替え払いし、そしてアラスカまで現金で購入 したのです。
もうひとついうと、南北戦争では、大 量の銃器や大砲が使われました。
けれど、戦争が終われば、それらは無 用の長物です。
南北戦争は1865年に終わるけれど、これは日本でいったら慶應元年です。
で、米国がどうしたかというと、この 中古品の銃器、弾薬、大砲を、日本に売りつけました。
この結果起きたのが、慶應4年にはじ まった戊辰戦争です。…以下略
どうです無茶苦茶腹が立ちません か。アメリカなんか日本のお陰で今の繁栄があると言っても過言ではないでしょう。
もう一つ言えば、オバマさんは日本 のお陰で今や大統領でございと威張っていられるようなものです。少しは感謝して、日本の味方をしてもらいたいも のです。
それにしても、これを世界に英語で拡散したらアメリカの人達はどう思うでしょう。確かに、世界を知らなかった 日本にも落ち度はあるでしょうが、これが、帝国主義の国のやり口でしょうね。
その帝国主義の大元である植民地を解放したのは日本なんです。そこのところを世界にきちんと拡散すべき でしょう。
しかしながら、この金と言い、韓国や台湾、満州に日本がつぎ込んだお金があれば日本は今頃、完全に無税の国で しょうね。
上記のアメリカの金8133トンの内大半は日本から奪われたものかもしれないと思うとがっかりします。
全く、無知や善意と言うのは恐ろしいものです。
もう目を覚ま しましょう!