サミットの前に習ちゃんが北を訪問するそうです。一体なにを企んでいるのでしょうか。核ミサイルを放棄させる手土産を持ってサミットに出席するつもりなのでしょうか。
幾ら金ちゃんが金に困っていると雖もこれは難しいのじゃないでしょうか。
産経は、こちらでその真意を考察してくれています。金ちゃんの思惑だそうです。そうでしょうか。それで、核を廃棄すれば良いですが、そんなに甘くないでしょう。
産経ニュースより 2019.6.17
「最 強カード」切った正恩氏 本音は経済・食糧の苦境打開
【ソウル=桜井紀雄】米国との非核化交渉が停滞する中、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、最大 の「後ろ盾」である中国の習近平国家主席を自国に招くという今取り得る最大限の“外交カード”を繰り出した。ロシアの プーチン大統領との4月の会談に続いて中国からの支持を取り付け、トランプ米政権を牽制(けんせい)する狙いだが、思惑 はそれだけではないようだ。
習氏は昨年9月の北朝鮮の建国70周年に合わせた平壌訪問が取り沙汰されるなど、訪朝の観測は浮かんでは消えた。物別 れに終わった米朝首脳再会談前の今年1月の北京訪問を含め、金氏が4回にわたって一方的に訪中を重ねるといういびつな外 交になっていた。
北朝鮮は、核実験場の廃棄といった措置を既に実行しており、米側が相応の措置を取るのが先決だと再三主張。習政権は従 来、「行動には行動で応えるべきだ」との北朝鮮の言い分に理解を示しており、金氏は習氏との会談で改めて支持を確認し、 自らの主張を正当化する狙いだ。
非核化交渉は米側の再考を「年末まで待つ」方針を示しているが、切羽詰まっているのが経済問題だ。制裁で経済が逼迫 (ひっぱく)している上、昨年と今年の干魃(かんばつ)で食糧難にも直面している。
貿易の9割を占める中国が表面上は国際社会の制裁と足並みをそろえ、中朝間の物流が滞っていることが経済を圧迫してい る状況は、北朝鮮住民なら誰もが実感していることだ。
米朝会談の物別れで国内に失望感が広がっているといわれる中、中国からの支持取り付けは急務だ。習氏訪朝は目に見える 形で最も効果的にそれを誇示でき、住民に経済面での希望を抱かせて、最高指導者の権威付けにもつながる。習氏が食糧援助 など実際の支援策を表明する可能性もある。
いずれにしても独裁者二人の対談にどんな思惑があるのか想像も出来ません。腹黒い二人が何を狙って今会談するのか興味深いものがありますが、どうせなら喧嘩別れで終わって二人揃って破滅への道を迷いなく突き進んでもらいたいものです。