仮想通貨がおかしな動きをしているようです。何と一時は終わったのかと思ったビットコインが復活しているようです。
その切っ掛けが、トランプさん支持者のテスラというのにも嫌な予感がします。トランプさんがマネーゲームを終わらせようとしていたのを知らないのでしょうか。
宮崎さんが詳しく書いてくれています。そのビットコインを北が盗んでいるというのも気になります。
やはり、マネーゲームを終わらせる為にもトランプさんに復活して貰いたい。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)2月17日(水曜日) 通巻第6802号
ビッドコイン、5万ドルを突破。テスラの15億ドル投資が瞬発の契機に
デジタル通貨がドル、ユーロ、スイスフラン、日本円のパラダイムを超えるのか
2月16日、暗号通貨の代表格「ビットコイン」が瞬間的に5万ドルを超えて、全世界の関係者が吃驚した。
この突発的大暴騰は、2月8日にテスラが15億ドルのビットコイン投資を発表し、また支払い手段としても受け入れると発表し たことによる。
一時、ビットコインの価格が50598ドルにまで急騰する場面もあったが、同日市場の終値は48146ドルだった。
年初来、じつに70%もの上昇ぶりだった。
暗号通貨市場は大荒れになっており、主因は主要国の放漫というべき財政支出と低金利からデジタル通貨への期待が高まったか らだ。
一方で、既存の主要通貨である米ドル、ユーロ、スイスフラン、日本円が、いずれ大暴落に晒されるのではないかという不安心理 が織り混ざった展開となった。
他方、この暗号通貨(日本のメディア「仮想通貨」と書いているが、欧米は「暗号通貨」である)をめぐる詐欺、そしてサイバー 攻撃による暗号通貨強奪事件も頻発している。
犯人は「ビーグルボーイズ」(北朝鮮のハッカー集団)だ。国連報告書も、「交換事業者へハッカー攻撃を仕掛け3億ドルを奪っ た」と銘記しているという。
嘗て英国の病院などのコンピュータシステムを襲い、身代金がわりに支払いをビットコインで要求したのが「ワナクライ」と呼ば れ、中国遼寧省丹東を拠点をした北朝鮮のハッカー部隊が犯人だった。
今回のビーグルボーイズの手口は「チェーン・ホッピング」(次から次へとルートを隠蔽しつつ、最後には信任の厚いビットコイ ンと引き替える)と呼ばれる。
具体的には北朝鮮のハッカー部隊が盗んだ通貨をほかの仮想通貨にすぐに交換し、追跡を困難にさせていたと国連報告者も分析し ている。
最後に割引価格で、中国の取引業者で換金していると国連報告はしている。つまり「プロトントークン」などを盗み、「イーサリ アム」や「ビットコイン」と交換していた。そうした暗号通貨を資金洗浄し、割引で引き取るという闇市場が中国に存在すること も注目しておくべきだろう。
それにしても、北がこんなことで生き伸びているとは腹立たしい限りです。やはり、トランプさんに復活してもらって、グラス・スティーガル法でマネーゲームを止めさせて貰うしか無いでしょう。
他の指導者にその度胸は無いでしょう。