日本経済は「K字回復」などと名付けられているそうです。宮崎さんが経済学者もヒマだなと揶揄されています。
そんな下らない名前を付ける暇があったらこの危機をどうやって乗り越えるかを考えて欲しいものです。
それにしても、今年は一体どんな年になるのでしょうか。どう考えても世界の大転換期となるのは間違い無いでしょうが、どこが主導権を握ることになるかで、世界の終わりもありそうです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)2月21日(日曜日) 通巻第6806号
「L字維持」から「K字回復」などとはしゃいでいる場合か
中国のV字回復は人為的詐術だが、米国経済は「α」じゃないのか
日本経済は「K字回復」だそうな。「K」は、一直線に下落したあと、一部が猛烈に回復、残りは不況の真っ直中という乖離現 象を意味する新記号とか。経済学者もヒマだなぁ。田村秀男氏は、日本株回復を「レ型」として、株式暴落懸念を警告する(産 経、2月20日)。
中国が豪語している「V字回復」はGDP水増しの人為的詐術だが、米国経済は「α」じゃないのか。「α」を混沌の意味でこ こでは遣っているが。。。。
さて話は北米大陸へ飛んで、カナダのバンクーバーはシドニーやNY、ロンドンと並んで大規模なチャイナタウンがある。香港 からの移民が主力だ。
旧チャイナタウンはバンクーバー市内のど真ん中にあるが、いまやシャッター通り、新移民は分散して暮らし、いまでは高級住宅 地にも進出している。中華レストランの夥しいこと!
ロスアンジェルスのダウンタウン、日本人町「リトル東京」が栄えていた頃、ニューオータニホテルも紀伊国屋もあって、数十軒 もの日本料亭に銀座並みのバーもあった。
いまでは半分がコリアンタウン化し、残っているのはじつは旧世代(二世、三世)の老人ホームか、ケアセンターである。リベラ ル過激派の多い日系三世、四世のJACLオフィスも、このリトル東京地区にある。
バンクーバー市内にも、チャイナタウンで暮らし、ケアセンター入りした移民二世、三世らが後期高齢者となった。
問題は、このケアセンターでおきた。
或る老人ホームで、111名の入居者中、99名がコロナに感染、くわえて72名のスタッフの感染し、44名が死んだ」(サウ スチャイナモーニングポスト、2月20日)。
中国本土でも、ワクチン接種に対して「チャンスが来ても打たない」とする懐疑論が拡がり、もっとも国際情報に敏感な上海に 加えて浙江省の複数の工場を調査したところ、じつに25%が明確に「ワクチンを打たない」と回答した。つまり中国製ワクチン を中国人が信用していない。
米国は武漢コロナ元凶となった中国が作成した報告書を拒否した。
まったく信用できないシロモノというわけで、親中派のバイデンは「戦略的忍耐」とオバマ時代の標語を復活させたが、EU諸国 に対して「中国とは長い戦いになるので、その準備を」と呼びかけた。
フランスは南シナ海に戦艦を派遣した。「これは日米豪印のクワッドへの協力強化の表れである」とした。
感染者数がへりつつあり、景気回復の未来が視野にはいってはきたが、世界の混沌は当面おさまらないだろう。
やはり、この混沌を収まらせることが出来るのはトランプさんだけでしょう。何と言っても、Chinaを叩き潰し、その後ディープステートも叩き潰す胆力を持つのはトランプさんしかいないでしょう。