プーチンの料理人はワグネル軍団なるものの創設資金の胴元だったそうです。宮崎さんが報告してくれています。
軍団は『戦争の犬たち』と呼ばれているようです。と言うか、こんな軍があることに独裁の恐ろしさを感じずにはいられません。まさにウシハクの世界です。
やはり、プーチン・習皇帝・金ちゃん等には一日も早く失脚してもらいたいものです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)9月29日(木曜日) 通巻第7479号
ロシアの『戦争の犬たち』はいま
ワグネル軍団、創設資金の胴元は「プーチンの料理人」だった
町のチンビラ、不良少年から豪華船レストランの経営者、そしてプーチンの側近のひとりになったのはエフゲニー・プリコジンだ。このプリコジンは「プーチンのシェフ」という異名をとり、新興財閥のなかでも異彩を放つ名物男。
プリコジンはロシアメディアの取材に「たしかにワグネル傭兵部隊の創設資金は拠金したが、ほかの数人のオリガルヒとの共同であったし、以後、強いコネク ションはない」と応えている。なぜプリコジンがワグネル軍団への関与を認めたかと言えば、逆にロシア正規軍とは無関係であると協調したいためだろう。
実態のワグネル傭兵部隊は2014年に元GRUスペツナツの隊員等を主力に創設され、ドンバス、ルガンスク地区のロシア系住民保護のために投入された。ロシア正規軍を投入できない環境だったので、代理兵を現地に送り込んだことになる。部隊は8000人規模。
以後、このロシア版「戦争の犬たち」はリビア、マリ、コンゴ、スーダンなどアフリカ諸国にも投入され、ベラルーシではウクライナの囮作戦にひっかかり数名が拘束されたこともあったという。
スーダンでは西側が批判するバジル政権をテコ入れ、またマドロゥ大統領の延命工作にも手を貸した。シリアでもアサド大統領政権の延命に協力した。他方、各地で強盗、暴行などとの関与やジャーナリスト殺害の嫌疑もかかっている。
FBIは、プリコジンに25万ドルの懸賞金をかけている。
2021年にプリコジンはチェチェンと訪問し、カドロフ『大統領』と会見している
またプーチン批判の先頭にあったナブルヌイが報道した食中毒事件を「名誉毀損」で訴え、罰金20万ドルの判決がでると、このカネをプリコジンが立て替えるなど奇々怪々な裁判沙汰もあった。
ワグネル傭兵部隊、ウクライナ侵攻作戦では緒戦で投入され、8000名のうち3000名が戦死したとの報道もある。
それにしても、こんな独裁者達の国が回りにある日本の危機を感じない平和ボケ日本人にも呆れるしかないですね。
教育とはここまで人間を劣化させるんですね。何とも恐ろしい。