団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

都市構造

2007年08月16日 | エネルギー 環境

  第2539回第2540回で今のクルマ社会から環境を重視した公共交通への変換を計るためにはコンパクトシティを目指すしか方法が無いかもしれないと書きました。

  少し古くなりますが7月29日の日本経済新聞の社説が嬉しいことを書いてくれていました。

  社説 低炭素社会に向け都市構造を集約型に(7/29)

・・・略

 CO2の排出量は都市構造との相関性が高く、中心地区の人口密度が低い地域ほど、住民1人当たりの排出量が増える傾向がある。住宅や商業施設が分散していると自動車の利用が増える。就業者1人当たりでみた事務所の床面積も広くなり、業務部門の排出量をその分押し上げる。

 日本の都市構造は戦後しばらくまで、おおむね集約型だった。だが、高度成長期以降、車の利用を前提とする無秩序な郊外の開発が急速に進み、拡散型に変わった。徒歩や自転車で行ける範囲に諸機能を配置するコンパクトな街を歴史をかけてつくり上げ、それを維持してきたドイツや英国などの都市とは対照的だ。

公共交通網の再整備を

 この構造を変えるためには都市計画による誘導と交通政策をうまく組み合わせる必要がある。公共施設や商業施設、住宅をなるべく集約し、次世代型路面電車(LRT)やコミュニティーバスなどの公共交通網で結ぶ。最寄りの駅の駐車場まで車で来てその先は鉄道を使うパークアンドライドの普及や、自転車専用レーンや駐輪場の整備も有効だろう。

 県庁所在市のうち岡山市や長崎市など路面電車が残っている都市は、車を優先して電車を廃止した都市と比べ人口当たりの運輸旅客部門の排出量が1割強少ない。富山市は路面電車の整備をてこに街を集約型に変える試みを始めた。福井市や堺市などもLRT導入を検討中だ。生活関連機能が中心部に集まれば行政サービスの費用を抑えられ、車を運転できない高齢者の利便性も高まる。

 国連人口基金によると08年には世界の人口の半分は都市居住者になる。日本でも都市化の流れは止まらないだろう。長期にわたる継続的な取り組みが必要な温暖化ガスの抑制は、都市の持続可能性にもかかわる命題だ。高齢化の進展に対応すると同時に低炭素社会の構築を強く意識した都市づくりが問われている。

  やはり目指すべき方向はこれしかなさそうです。地方都市もコンパクトにすれば路面電車など公共交通も十分採算が取れるようになるかもしれません。地方都市で成功すれば、大都市は地方都市が幾つも集まった物として考えればもっと採算は取りやすいでしょう。
  そして、都市への集合によって余った郊外の土地を集めて大規模農業をやれば食料自給の問題も解決しそうです。
  そのためには、
第2648回でも取り上げた土地の公有化も考えるべきでしょう。これこそ世界の模範となる国家計画じゃないでしょうか。こんなことをやる政治家は出てこないものでしょうか。

安倍さんじゃ無理かな!


電球型蛍光灯

2007年08月15日 | エネルギー 環境

  第2741回第2775回などで取り上げた白熱灯を日本でも転換を進めていると言う記事がありました。
  企業や官公庁などの事務所は殆んどが蛍光灯で、それを節約のために間引きで点灯したり、昼休みには消灯するなど節約に努めているところが多いし、我が家も白熱電球は一つもないので、何となく日本では白熱電球は余り使われていないようなイメージを持っていました。ところが、そうでもないようです。

  Yahoo!ニュースより

  白熱電球より電球型蛍光灯! 電気代節約、CO2削減にも 82156分配信産経新聞

 照明器具などを手がける家電メーカーが、白熱電球から電球型蛍光灯への「転換」を進めている。電球型蛍光灯の消費電力は白熱電球の5分の1以下で、寿命は約10倍と長いため、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)の排出削減につながるからだ。・・・中略

  松下電器では6月から7月にかけて、天神祭を含め全国4都市で開かれる省エネキャンペーンなどに協賛し、計1万8000個の電球型蛍光灯を提供した。「家庭などへの普及のきっかけにしたい」と話す。

 一方、NECグループは9月末まで国内の従業員約11万人を対象にした「省エネ電球買い替えキャンペーン」を展開中。事業所や工場などの売店で電球型蛍光灯のコーナーを開設して買い替えを促している。1万個を買い替えれば、年間で358トンのCO2排出が削減されると試算し、同社は「まず従業員とその家族に環境意識を持ってもらいたい」と強調する。・・・中略

 ただ、抜群の省エネ効果があるにもかかわらず、電球型蛍光灯の普及がまだ進んでいない一因は、値段が高いことだ。

 1個100円程度の白熱電球に対し、電球型蛍光灯は1000円前後。家庭でまとめ買いする場合は支払う金額の差がさらに大きくなる。企業などでも、この点が普及の壁になっている。・・・中略

 10倍の長寿命は白熱電球10個分の価値があり、電気代が5分の1程度のため、家計にはむしろメリットがあるという。また、高齢者世帯にとっては天井などの電球を取り換える負担も小さくなる。・・・中略

 独特のムードや暖かみがある白熱電球は、インテリアを重視する人たちに好まれている。しかし、地球温暖化は消費者にも意識の改革を迫っている。

 白熱灯が未だにそんなに使われているとは想像もしていませんでした。それどころか、家電メーカーの従業員が未だ白熱電球を使っているというのも驚きです。もしかしたら、何か重大なデメリットでもあるのでしょうか。こうしてみると日本に白熱灯は殆んど無いと思っていたのは私の思い込みに過ぎなかったのかもしれません。

 そういえば、今の体育館に勤めだして、最初に意外に思ったのが、玄関や車寄せに白熱電球を使っていることでした。どうして、電球型蛍光灯にしないのですかと聞くと、やはり、コストの問題で難しいとのことでした。イニシャルコストとランニングコストのどちらを取るかの考え方でしょうが、日本の官公庁がそんなことで白熱灯を使っていることに驚きを覚えたものです。散々無駄使いをしてきたはずなのに意外なところでケチっていたりするんですね。尤も、坂出市は昔から貧乏でしたから本当に買えなかったのかもしれません。

 それにしても、まだまだ省エネは浸透していないのですね。

認識を改めないと!


ネクタイ着用

2007年08月14日 | 日本再生

  第2843回で民主党は安倍総理に逆らうようにネクタイ姿が多いような気がすると書きましたが、やはりというか、とんでもないことを言い出す者がその民主党から出てきました。

時事ドットコムより

08/09 「参院本会議ではネクタイ着用を」=クールビズに異論-議運委員長

 西岡武夫参院議院運営委員長は9日午前の理事会で、「次の国会からクールビズの申し合わせを廃棄し、本会議場、委員会室での議案審議に際してはネクタイ着用を義務化したい」と提案した。10日の同委理事会で改めて協議するが、突然の提案に各党は困惑しており、実現するかは不透明だ。

 西岡氏は提案理由について「制服を着用して国会見学する子どもがいるのに、議員がリラックスした格好をしているのはいかがなものか」と説明した。各党は「(国会内の)冷房を弱くしている中でネクタイ着用を義務付けるのはどうか」(自民党)、「参院の慣例にかかわる」(民主党)、「まとまるかどうか分からない」(公明党)と難色を示した。

 何ともバカな発言ですね。こんな奴がいるからノーネクタイが定着しないのじゃないでしょうか。ノーネクタイをことさらリラックスと取るその考え方が信じられません。そんなことを言う暇があったら子供の制服を省エネルックにすることでも考えたらどうでしょうか。その方が余程建設的な意見じゃないでしょうか。この程度の頭の人間が日本のお偉いさんにはまだまだいるのでしょうね。

 それにしても、こんなバカな議員がいるようじゃ、温暖化防止なんて進むわけ無いですね。 と、憤慨していたら、流石に国会議員もこんな馬鹿ばかりじゃないようです。

 同じく、時事ドットコムより

 08/10 ネクタイ着用を撤回=身内からも批判、西岡・参院議運委員長

 西岡武夫参院議院運営委員長(民主)は10日の同委理事会で、自ら提案した「本会議場、委員会室でのネクタイ着用義務化」を議題として取り上げなかった。次の協議日程も示さなかったため、提案を事実上撤回したとみられている。

 西岡氏は9日の理事会で、ネクタイ着用義務化を話し合うよう求めた。しかし、本会議場などでネクタイを外すクールビズは、参院でも広く浸透しており、各党理事が困惑。民主党からも「勝手なことをされては困る」との批判が出ており、西岡氏も提案を引っ込めざるを得なかったようだ。

 流石の民主党もこんなバカ発言にはあきれたようです。しかし、こんな議員は日本には要りません。こんな奴を復活させる国民も情けない。

本当に、腹が立つ!


新エネルギーのイニシアチブ

2007年08月12日 | エネルギー 環境

  太陽光発電は日本を世界のエネルギー大国にする可能性があると期待していましたが、このところの日本政府の政策のなさにがっかりさせられています。

 その上、今回の選挙でのマスコミに踊らされて日本の国の将来を全く考えていないような民主党を選ぶ国民にもがっかりしました。政権をとるためには何でも反対の民主党が日本の将来を本気で考えているとは到底思えません。尤も、それは自民党もそれほど変わりそうも無いですが、自虐史観に捉えられている民主党よりはましと言うだけのことですが。

 昨日、もうそんな日本の政府は信用できないとあきらめの境地を書きましたが、同じようなことを感じている人も多いようです。

 日経エコロミーより

新エネルギーのイニシアチブをもう一度(07/08/03)

…略

そしてこの論文は、日本に勇気ある一歩を求める一文で締めくくられています。「今が日本の新エネルギーの使用量を劇的に増やす時です。今こそ日本の風力、太陽光、次世代地熱資源を利用するときです。日本は長い間、国内エネルギー資源が乏しい国だと思い込んできました。今こそ、その考えを見直して「日本は国内エネルギー資源が豊かな国だ」と言い始めることができます。さらに日本は世界一の製造国として、世界の新エネルギー、再生可能エネルギー発電装置を製造し、21世紀のサウジアラビアになることができます」。「世界が必要としている新たな経済原則によって世界を新エネルギーの未来に導けるのは、日本だけです。今がそのチャンスです。世界中の将来の世代が、この時期の大胆な東京イニシアチブを尊敬と感謝の念を持って振り返るようになるでしょう」。・・・中略

 これこそ私が常日頃ここで書いていることを見事に現してくれています。誰が考えても、こんなチャンスはありません。しかし、そんなチャンスを何の手を打つことも無くみすみす見逃してきたのです。

 そして13年が経ちました。先進国の新エネルギーのイニシアチブはどこがとっているのでしょう。

 EUは、加盟国平均で2010年にエネルギー全体の12%、電力の21%まで導入。拘束力のない欧州議会の目標は、エネルギー全体で20年に20%。アメリカは昨年できたエネルギー政策法で風力、太陽光、バイオマスを支援。2013年までに連邦政府の電力消費の7.5%を自然エネルギーに。日本は2010年までに1.35%の導入を義務化。エネルギー全体では2010年までに7%が目標。東京都は独自にエネルギー全体で2020年に20%の目標を設定。

 ……ちょっと悲しい気持ちになってしまいます。たった13年で、この違いです。シロウト目に見ても、日本の混乱がわかります。日本は自分たちの技術力を過信しすぎて、意見交換など人々のなかの政治力を培うことを怠ってきたので、今そのつけが回っているのかもしれません。イニシアチブが取れなかったことを嘆くより、一刻も早く、このエネルギー政策の「こんがらかり」を落ち着いて解かなくてはなりません。・・・以下略

 こんな折角のチャンスをみすみす見逃して、電力会社と結託して原子力の方を取ったと思われる政府は今回の柏崎刈羽原発の地震での被害をどう捉えるつもりなのでしょうか、もし今からでも太陽光発電に方向転換するのなら未だ希はありそうですが、どうでしょう。

 それにしても、これだけの千載一遇とも言えるチャンスをみすみす逃したその責任はだれが取ってくれるのでしょうか。

取るわけないか!


薄膜太陽電池

2007年08月11日 | 太陽光発電

  第2687回第2747回第2755回第2826回などで何度も取り上げてきましたが、原料のシリコン不足やコストダウンの為に、どうやら太陽電池は薄膜の方向に向かっているようです。

  88日 nikkei BPnetより

  薄膜太陽電池を使用した太陽光発電システムの市場は2015年に72億米ドルに

  米NanoMarkets, LCは,薄膜太陽電池を使用した太陽光発電システム(TFPVhin-film photovoltaics)の市場が,2015年には72億米ドルに達するとの見通しを発表した。現在の同市場の規模は,10億米ドルを上回る程度である。 NanoMarkets社によれば,TFPV市場は薄膜太陽電池が持つ長所によって牽引されているという。その長所は,コストが安いことや重さが軽いこと,電池を壁や屋根,窓などに組み込めること,などである。TFPVの需要拡大に対応するため,多くのメーカーは生産能力を引き上げつつあり,米First Solar, Inc.や富士電機,米Nanosolar, Inc.,三洋電機,米United Solar Ovonic, LLC.,英G24 INNOVATIONS, LIMITEDを含む数社は,生産量が100MW以上の工場を建設しようとしているとする。

  コストダウンには原料費を抑えることは当然ですから薄膜に進むのは当然なのでしょう。問題は効率ですが、こちらも第2755回のカネカのように徐々に上がってくるのでしょう。そうなれば、やはりコストの問題から言っても薄膜になるのは必然的なのでしょう。

 トップメーカーのシャープも第2687回で取り上げたように薄膜にも力を入れているようです。新しい工場も薄膜が主力になるようです。

 シャープニュースリリースより

 最先端の液晶パネル工場、太陽電池工場および関連企業工場を集結  シャープ「21世紀型コンビナート」を展開

  シャープは「環境先進企業」を目標に、省エネの“液晶”と創エネの“太陽電池”を事業の柱として取り組んでまいりました。そしてこの度、新たに大阪府堺市に最先端の液晶パネル工場と、薄膜太陽電池を量産する太陽電池工場を併設することを決定しました。

同じ敷地内に、関連するインフラ施設や部材・装置メーカーの工場を誘致し「21世紀型コンビナート」として展開してまいります。…以下略

  いずれにしても、早くコストダウンに成功して日本中と言わず世界中の屋根に太陽電池が乗る時代が来て欲しいものです。とは言いながら、もう日本の政府には期待することは止めました。多分、世界の屋根に太陽電池が当たり前の時代に日本はまだ与党と野党が年金問題なんてくらだないことで争っていることでしょう。日本の国も無くなっているかも。

無残ですね!


更新ピンチ再び5

2007年08月10日 | PC

  第2848回でコレガのルーターがインターネットが繋がらない原因だったことが分かったので、あれからはNTTのルーターから直接繋いでいます。やはり、直接だと何の問題も起こらず快適です。

 パソコンの故障と同時に不具合が出たのでまさかルーターまでもが悪いとは思っていなかったのです。

 しかし、ルーターが一つなくなるとNTTだけでは3台しか繋げないので、息子たちのパソコンを入れると最大6台が稼動する我が家では不便です。と言うことで息子がBUFFALOのスイッチングハブ(LSW-TX-8EP)を買ってきました。早速繋いで見ましたが、何の問題も無く快調に繋がっています。

 ところで、スイッチングハブに繋いで分かったのですが、どうしても上手くいかなくなっていたLANが繋がりました。そうです、何のことはないこれもコレガのルーターが原因だったようです。

 もしやと思って、ネットワークを見てみるとちゃんと他のパソコンを認識しているじゃないですか。やっぱりこれだったんだ。LANを繋げるためにいろいろと設定をいじったおかげで調子が悪くなったのもコレガ原因だったとなると、今回の一連の不具合も熱暴走だけじゃなくコレガ関係していたのかも。安さにつられてコレガ製品を沢山買ってきましたが今までは何一つ問題を起こすことは無かったので信頼していたのがいけなかったようです。

 その思い込みと、一年間無事に動いていたこともあってそれに思い及ばなかったのです。やはり、安定にどっぷりつかっていたのがいけなかったようです。

 これで取り敢えず、メイン、サブともに無事に動き、LANも繋がったので暫くは様子を見ようと思っています。

それにしても、油断でした!


サマータイム

2007年08月09日 | 日本再生

  第2843回で取り上げたノーネクタイ話題の次は同じく第2844回で取り上げたサマータイムの話題です。

 Yahoo!ニュースより

 <サマータイム>日本経団連や大手銀行で試行始める 81

 夏本番の8月。長い昼間の時間を有効に使おうと、日本経団連や大手銀行では1日からサマータイムの試行を始めた。

 午前9時半からの勤務時間を1時間繰り上げる「エコワーク月間」を始めた日本経団連事務局(東京都千代田区)では、午前7時半ごろから職員がポツリポツリと出勤。正面口は8時半開門のため、警備員が待機する通用口からビルに。中堅の男性社員は「初日のため、通勤の都合がわからず早めに起きた人が多かったのでは。朝早いとさわやかで気持ちがいい」と、ちょっと眠たそう。

 また、みずほフィナンシャルグループ(FG)も勤務時間を40分繰り上げ。大手銀行では初の試みで本社の約300人だけが対象だが、経団連副会長を務める前田晃伸社長は「理屈を言うよりやってみる価値はある」。 一足早く導入した北海道では札幌商工会議所が7月2日から勤務時間を1時間早めた。北洋、札幌両銀行も同月末まで、本店営業部でのみ導入した。道庁や札幌市役所も希望する職員にはサマータイムを認めている。

 今年は政府の経済財政運営の基本となる「骨太の方針2007」に省エネ対策などとして「サマータイムの早期実施を検討」と盛り込まれたこともあり、財界はおおむね積極的だ。経団連の御手洗冨士夫会長は「事務局の試行で基礎データがとれる。来年以降の本格導入に向けて大変意義があると思う」と期待する。…以下略

 経団連は着々とサマータイムの導入を進めていますね。これ以上日本国民から搾取してどうするつもりなんでしょう。

 しかし、何故時計を早めることにこだわるのでしょうか。始業時間を1時間早めるだけで良いのじゃないでしょうか。時計を早めることに何か意味があるのでしょうか。そこのところが良くわかりません。9時出勤が8時出勤になるだけで何の問題もないのじゃないでしょうか。不思議です。それとも、私の理解が間違っているのでしょうか。実際には時計を早めることはないのでしょうか。

 まぁ、そんなことよりサービス残業が増えるだけになりそうな日本には絶対に採用して欲しくないですね。経団連のえらいさん達はこれ以上国民をいじめてでももっと儲けたいのでしょうか。
  それでなくても人材派遣大手のフルキャストやグッドウイルのような企業を野放しにして、派遣や
第2746回で取り上げた請負で国民から搾取しているのにこれ以上弱者をいじめるのはやめてもらいたいものです。ますます二極化が酷くなりそうな気がします。

いい加減にしろ!


ノーネクタイ

2007年08月07日 | エネルギー 環境

  第2843回で未だに定着しないノーネクタイにがっかりしていると書きましたが、やはり定着率は悪そうです。面白い調査結果がありました。

  FujiSankei Business i.より

  クールビズ5人に4人賛同、実践には少々クール… 2007/8/3  

 地球温暖化防止活動の一環として政府が夏季の軽装や冷房の28度設定を呼び掛けている「クールビズ」について、賛同する人が8割を上回ることが、内閣府が2日公表した世論調査結果で分かった。しかし、職場などで実践している人は半数にも達しておらず、十分には定着していない実態が浮き彫りになった。

 調査対象は全国の成人男女3000人。6月21日から7月1日にかけて面接方式で行い、回答率は58・9%。

 クールビズについて「内容まで詳しく知っている」が54・0%、「聞いたことはある」が37・1%で、合わせると91・2%。運動が始まった当初の2005年7月の調査では「知っている」は76・6%で、この2年で認知度は14・6ポイント上昇した。

 賛否に関しても「非常に賛同」45・2%、「ある程度賛同」38・3%となり、支持派は83・5%に達した。

 一方、ノーネクタイなどの軽装を実践しているかどうかを尋ねたところ、「している」は46・6%。勤め先のオフィスなどの設定温度が「28度」または「28度より高い」と答えた人も、計35・0%にとどまった。政府は、今後の取り組みについて「映画館や銀行など冷房の利きが強いとされる商業施設に理解を求めていきたい」(環境省国民生活対策室)としている。

 大半の人は心の中ではノーネクタイに賛成だが実際には色々としがらみがあって実行には踏み切れないというところでしょうか。それにしても、まだ半分以上がノーネクタイの恩恵に与っていないんですね。やはり日本の国は変わりにくいですね。早く残りの半分の人もノーネクタイにさせてあげたいものです。それには、やはり、いつも言っているようにトップから変わらないと無理でしょうね。

 マスコミも地方局のアナウンサーの中にはノーネクタイも見受けられるようですがNHKを始めとしてキー局のニュースキャスターは相変わらずネクタイをしたままです。本当に何を考えているのか。

 幸い、私は、今度の職場もノーネクタイと恵まれた環境で快適な夏を過させて頂いています。もう3年位はノーネクタイなのでもう2度とネクタイはしたくないですね。幸い、今の職場は冬もノーネクタイOKですので冠婚葬祭以外ではもうネクタイをすることは無いかもしれません。

ありがたいことです!


ガッツポーズ

2007年08月06日 | 日本再生

  第2869回でガッツポーズをとがめない相撲に違和感を覚えて、こんな事で大丈夫なのだろうかと書きましたが、こんなに早く大きな問題が起きるとは思ってもいませんでした。
  朝青龍の疲労骨折の診断書提出による地方巡業不参加の裏で、母国モンゴルでのサッカー参加に対する協会の2場所出場停止処分。
  朝青龍の疲労骨折が仮病かどうかの問題もありそうです。確かに、朝青龍の行動には許されないところもありますが、それは、今までの彼の行動を苦々しく思いながらも厳しく指導することを怠ってきた協会や親方の責任も大きいのじゃないでしょうか。
  心技体を重んずる国技と言われる相撲というものを単なる格闘技の一つに貶めたのは儲けのために人気を重視したことにより厳しく指導できなかったことが原因と言えば言い過ぎでしょうか。

  今の大相撲をみていると、戦後の日本の教育問題とどこか重なるところがあるように思えます。戦後教育も子供達を厳しくしつける事を怠り、ゆとり教育なるもので勉強の質を落としてきた事により子供達の質を取り返しがつかないほどに荒廃させてしまった。

  相撲協会や親方達と戦後の我々団塊の世代の親達の弟子や子供に対する躾の甘さが現在をもたらしたことに間違いは無さそうです。
  ここは、朝青龍や子供達以上に協会や親方そして、社会や親の教育の方が急がれそうです。とは言っても、今更我々を教育してももう遅すぎでしょうね。
  何年かかるかは分かりませんが、地道に原点に戻ることをやっていくしかないのじゃないでしょうか。

果たして、戻れるか!


更新ピンチ再び4

2007年08月05日 | PC

  第2872回で私はアンチウィルスソフトは初期の頃何度か酷い目に会っているので基本的には入れないと書きましたが、今回のAVG Anti-Virusでの成功に乗せられて、ついサブ機にも入れる気になってしまいました。

 ところが、やはりCPUK6-IIIでは非力だったようです。メイン機と同じようにインターネットからダウンロードしてインストールしたまでは良かったのですが、いざソフトでスキャンを始めて暫く経つと突然ブラックアウトです。

 たまたまのことだろうと再起動しようとするとピピピーの警告音です。この音はたしかビデオカードが上手く刺さっていないときに良く聴いたのでてっきりビデオカードがゆるんだ(古いので接触不良がよくあるのです)のだろうと気にもせず何時ものように刺し直して再起動。ところが警告音は鳴らなくなったものの何時もと違って立ち上がりません。ブートディスクを入れてくださいとの警告文がでます。

 バイオスの画面を見るとHDDが認識されていません。又しても、HDDが壊れたのでしょうか。それともメイン機と同じく一晩置くとなんでもなく立ち上がるのでしょうか。しかし、どうもメイン機のときとは様子が違うようです。

  翌日、立ち上げてみましたが、やはり駄目でした。これはいよいよHDDがお亡くなりになったようです。さてどうするか。

 メイン機の予備のHDDに取り替えてやってみましたが、全く同じ症状で立ち上がりません。ということはHDDが原因ではなさそうです。それならと今度は、マザーボードのコイン型電池をはずしてもう一度取り付けてやってみました。

 何と、HDDが認識され無事に立ち上がりました。

 そこで、原因と思われるAVGをアンインストールして再起動をかけました。ところが、又しても、ピピピーの警告音です。全くわけが分かりませんが、取り敢えず、もう一度ビデオカードを刺し直して再起動。ところが今度はHDDも認識されているにもかかわらずブラック画面になってウンともスンとも反応なしです。セイフモードでも立ち上がりません。もう私の頭ではついていけません。

 そこでもう一度コイン電池をはずして取り付け再起動。やっと立ち上がりました。ということで、原因は良く分からずに又しても復活しました。やはり、AVGK6-IIIには荷が重すぎたと考えた方がよさそうです。

 当分はサブ機にはアンチウィルスソフトは入れないで置きます。

さて今度こそどうなるやら!


イチロー選手

2007年08月04日 | イチロー選手

  第2847回でオールスター前に打率トップに躍り出たイチロー選手を取り上げましたが、オールスターでのランニングホームランを含む三安打でMVPを取ったものの、後半戦は打率を落として2位に低迷していました。しかし、相手のオルドネス選手がここに来て急激に打率を落として、やっと同率首位に並びました。
 なんとか、8月に月間50本安打を達成して一気に200本と首位打者を決定的にしてもらいたいなんて欲張った期待をしています。

  しかし、後半の不振の中にも1500本安打の達成などがありましたが、そんなことでは満足していないようです。この気持ちがある限り彼の活躍は期待できそうです。

  SANSPO.COMより

  イチロー、1500安打達成も歴代3位スピードに「腹が立つ」

  …略

  それでも記録のスピードを知ると、不満を口にした。

 「やっぱり一番ではないのに腹が立つ」

 1060試合での達成は1900年以降では、アル・シモンズ(1040試合)、ジョージ・シスラー(1048試合)に続いて歴代3位のスピード記録。通算4191安打を放った“球聖”タイ・カッブの1070試合を10試合も上回る。ここ50年間ではウェード・ボッグス(レッドソックスなど)の1115試合を抜いて最速だ。

 ただ、半世紀以上も前の選手と比べられることに話が及ぶと「それが事実がどうか分からないから、比べられるかどうか分からないけど、5年ぐらい前の選手と比べられるよりは気持ちがいい」。到達スピードもさることながら、比較される4人すべてが野球殿堂入りしていることが、何よりもイチローの記録のすごさを物語る。…以下略

  この気持ちで2000本安打は最速を期待したいものです。その気力は十分ありそうです。

  1日、読売新聞より

  理想どおりじゃない

  イチローが今季150安打に到達した。…中略 104試合目での150安打は、シーズン230本を超えるペースだが、イチローは不満そうに「理想のペースではない。100試合で150本が理想だから」と話した。

  彼の目指すところを始めて聞いた気がします。一試合1.5本安打ということですから160試合で240本です。もっと打っていそうな気がしますが、それだけ一試合複数安打が難しいと言うことですね。道理で連続試合安打も難しいはずです。
  よく考えてみたら何とも凄い目標なんですね。それにしても、この気持ちを持ち続けてくれれば2000本への最速も夢ではなさそうです。

 ちなみにこの数字を上回っているのは大リーグ最初の2001年と2004年の262本安打の年です。参考:イチロー

恐れ入りました!


プリンターで太陽電池

2007年08月03日 | 太陽光発電

  

太陽光発電も政府の政策が間抜けている限り、パネルの価格が大幅に安くならないと爆発的な広がりは期待できそうもありません。

  何か画期的な技術が開発されるとか原料コストが大幅に下がるとかしないかぎり望みはなさそうです。これまでも、いろんな技術が発表されましたが、未だに大幅なコストダウンを達成したと言う話はありません。所詮は夢なのでしょうか。

 今までと違って現実のものとなるのでしょうか、そんな新しい技術が発表されています。

 livedoorニュースより

 「プリンターで自作可能」ナノテク太陽電池

  …略

 ニュージャージー工科大学の研究者たちが、柔軟なプラスチック板に塗布または印刷が可能な低コストの太陽電池を開発したのだ。

 製造工程が非常に簡単なため、将来的には家庭用の安価なインクジェット・プリンターで自前の太陽電池を印刷できるようになるかもしれないと、研究者たちは述べている。それが本当なら、印刷した太陽電池を自宅の屋根に並べるだけで、自家発電が可能になるのだ。

 この研究は『ポリマーバルクへテロ接合型光電池のためのフラーレン単層カーボン・ナノチューブ複合体』と題した論文にまとめられ、英国王立化学協会が発行する『Journal of Materials Chemistry』誌の2007621日号の巻頭を飾った。

 従来の太陽電池が高純度シリコンを材料とするのに対し、この太陽電池は、有機化合物のカーボン・ナノチューブとカーボン・フラーレン(別名バッキーボール)を材料としている。

 仕組みはこうだ。ナノチューブとバッキーボールを、互いを補完するような構造に配列する。光子(光の素粒子)がこの素材にぶつかると、電子が発生し、バッキーボールに捕えられる。

 ナノチューブは配線と同じように働き、電子を取り出すため、バッキーボールはさらに電子を捕えることが可能になる。こうして生じる電子をすべて集めると、家庭用の電力が得られるというわけだ。

 もちろん、研究者らの願いは、この太陽電池が将来的にいたるところで利用されるようになることだ。今回の論文の筆頭執筆者であるSomenath Mitra教授は、ニュージャージー工科大学のプレスリリースの中でこう述べている。

 「この固有の組み合わせを有機太陽電池の製作に利用することで、塗布法による太陽電池の効率を高めることができる。この製法が、安価なエネルギーの選択肢の1つとして、いつか世界中の家庭で利用されるようになることを期待している」…以下略

 印刷と言えば第2753回で取り上げた大日本印刷を思い出します。原理自体は全く違うようです。
 理論は読んでもちんぷんかんぷんですが、自前のプリンターで太陽電池が作れるなんて楽しそうですね。太陽電池専用インクとでも言うのでしょうか、それが安く出来れば、どんどん印刷して日の当たるところは全てこれを取り付けたいものです。

 こうした今までに発表された画期的と思われる技術の一つでも本物になって世界中のエネルギーを太陽光発電で賄える時代は来るのでしょうか。

来て欲しい!


可愛気

2007年08月02日 | 日記・その他

  経営者や上司に向かって結構言いたい事を言って来た私の人生に何が足らなかったのかを悟らせてくれる記事がありました。

 読売新聞 7月31日付 編集手帳より

 ・・・略

 評論家の谷沢永一さんは、人の性格のうち「可愛気(かわいげ)」にまさる長所はないと言う。「才能も智恵も努力も業績も身持ちも忠誠も、すべてを引っくるめたところで、ただ可愛気があるという奴(やつ)には叶(かな)わない」と(新潮社「人間通」)

 ムキになる姿もどこか憎めなかった小泉氏の、余人にまねのできない長所は可愛気だろう。谷沢さんによれば可愛気とは天性のもので、乏しい人は一段下の長所「律義」を目指せばいいという。律義なら努力によって手に入る、と・・・以下略

そう言われてみればそうかもしれません。私には「可愛気」なんてものは欠片も無かったでしょう。確かに、少々仕事は出来るがくそ真面目で偏屈でかわいげのない者よりどこか愛嬌があって憎めない者の方が少し仕事は劣っていても誰だって可愛いのじゃないでしょうか。特に、上司ともなると大抵の人間は正論を吐いて反論してくるものより素直に指図に従う者の方が使い易いし可愛いものでしょう。それが証拠に、トップになるとほとんどの人がイエスマンばかりを集めて自分への直言は聞かなくなるのですから。尤も、この分ではトップにも「可愛気」のある人間の方が多そうですが。

 まぁ、今更性格も変わりそうも無いので、せめて努力によって手に入ると言う「律儀」の方を実践するしかなさそうですが、これが又、いい加減な性格ときているから無理そうです。所詮、我が身には縁のない世界だったのかも。

いさぎよく、あきらめますか!


予測はずれ

2007年08月01日 | 日記・その他

  今度の選挙は私の期待に反してマスコミの思い通りの結果になったようです。私が、第2855回で押した極右評論の瀬戸弘幸さんは残念ながら惨敗でした。ブログのコメントなどからもう少し得票が伸びあわよくば当選もあるかと期待していたのですが私の考えが甘かったようです。ネットの盛り上がりは実際の得票にはまだまだ結びつかないのでしょうか。
  それにしても、わが日本、こんなにマスコミに踊らされて何処へ行くのでしょう。私の心配が杞憂であれば良いのですが。

  私の予測の反対と言えば、トヨタが相変わらず快調です。

  FujiSankei Business i.より

  「トヨタ」ブランド6位浮上 米誌が番付 2007/7/29  

米誌ビジネス・ウィーク(電子版)が27日公表した今年の世界ブランド番付によると、トヨタ自動車の「トヨタ」が昨年の7位から6位に順位を上げた。首位は7年連続でコカ・コーラ。2位にマイクロソフト、3位にIBM、4位にゼネラル・エレクトリック(GE)が入るなど、米国勢が上位を独占した。

 同誌は「トヨタ」のブランド価値を前年比15%増の321億ドル(約3兆8100億円)と推計。品質をめぐる問題が全般に増加傾向にあるものの、「信頼性とハイブリッド車の戦略はライバル各社を引き離している」と評価した。トヨタの高級車ブランド「レクサス」も92位(昨年同一順位)にランクインした。

 日本勢ではこのほか、19位(同)にホンダ、25位(昨年26位)にソニーなどが入った。(ニューヨーク 時事)

  他にも

  時事ドットコムより

  「プリウス」が販売首位=ガソリン高で人気上昇-米加州北部

  【シリコンバレー23日時事】米カリフォルニア州北部サンフランシスコ・シリコンバレー地域で、今年に入ってからの車種別販売でトヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」が首位に浮上した。割高なハイブリッド車が大衆的なガソリン車を抑えて1位に輝くのは異例。ガソリン高を受け、米国人にも燃費重視の姿勢が強まっているようだ。

 サンノゼ・マーキュリー紙が23日までに報じた調査結果によると、2007年のプリウス販売は前年同期比65%増の6268台で、地域の新車販売で5%のシェアを獲得。車種別で昨年の5位から、トヨタ「カローラ」やホンダ「シビック」などをごぼう抜きし、トップに躍り出た。

  世の中は私の思いとは逆に動いているようです。私が変わり者なのか、それとも世の中がおかしいのか。なんて、ぼやいてみても何にもなりません。
  しかしながら、民主党の圧勝も、トヨタの一人勝ちも競争相手が大したこと無いという相対的な優位でしかないと思うのは私の負け惜しみでしょうか。
  こうなると、政治の世界も経済も日本の国はどうなるのかその結果を是非見届けたいものです。

何年先まで生きればいいのだろう!