団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

早明浦ダム

2007年12月16日 | 日記・その他

  第2858回第2880回でも書いたようにこのところの香川の水不足は台風による大雨のおかげで早明浦ダムが一杯になるという奇跡のような出来事で危機を回避してきました。しかし、こんな奇跡が何度も続くとは思えません。抜本的な対策を採らないと何時かとんでもないことになりそうです。

 と思っていたら早くもその危機が来そうです。

  四国新聞より

  早明浦ダム70%割る-渇水対策本部を設置 2007/12/13

  10月から続く少雨で早明浦ダムの貯水率が下がり続け、12日午後8時現在、平年を20ポイント以上下回る69・9%(平年値90・8%)と70%を割り込んだ。冬季の取水制限は、1999年2月に貯水率50%を目安に実施しており、四国地方整備局は「このまま無降雨ならば、年内に50%を切る可能性がある」という。

 同局によると、今夏の渇水以降、一時、50%台まで落ち込んだ早明浦ダムの貯水率は、9月半ばの台風で100%まで回復。しかし、ダム上流域の11月の降水量が29・7ミリ(平年値142・5ミリ)と、記録が残る76年以降で最少となるなど、10月から12月11日までの降水量も平年の43%と極端に少なく、満水だった9月29日を境に、貯水率は下降の一途をたどっている。

 少雨の影響は四国全域に及び、11月19日の仁淀川水系大渡ダム(高知県)に続き、12月14日には吉野川水系銅山川ダム群(愛媛県)が取水制限に入るため、同局は12日、今年3回目となる渇水対策本部(本部長・祢屋誠四国地方整備局長)を設置した。

 高松地方気象台は7日に少雨に関する情報を出しており、「この先1カ月は晴れの日が多く、まとまった雨は期待できない」としている。

 今年は年初から少雨が続き、冬渇水がそのまま夏渇水へ移行。早明浦ダムの貯水率は一時、20%台前半まで低下した。

 この分で行けば、今年以上の危機になるかもしれません。それにしても、台風以外のこの少雨はどうしたんでしょう。我が家の太陽光発電にとってはありがたいのですが水不足では何にもなりません。

 温暖化の影響かどうかはわかりませんが、兎に角異常であることは間違いなさそうです。今すぐの温暖化対策が間に合うとは思えませんので水の確保を何とかしておかないと大変なことになりそうです。

さてどうしたものか!


カネカ

2007年12月15日 | 太陽光発電

  第2707回第2755回で取り上げた薄膜太陽電池のカネカが増産に乗り出すようです。

  EDリサーチ社より

  20071212

  カネカが太陽電池生産能力を1年後に70MWに増強、10年にさらに倍増

 カネカ071211日、100%出資子会社であるカネカソーラーテックの生産能力を07年春に55MWに増強したのに続き、08年秋稼働を目標に70MWへの能力増強工事に着手した、と発表した。今回の設備投資額は約20億円。さらにおう盛な需要に対応するため10年の稼働を目標に生産能力を130MWに引き上げることを検討している。設備投資額は付帯設備を含めて約100億円の予定である。

 同社は生産能力の増強に伴い、加工拠点(モジュール生産拠点)の能力増強も同時に進めていく。まず既存拠点であるチェコの能力を08年に現行20MW30MWに増強する。さらに拡大が予測される米国や東南アジアの需要に対応するために08年末稼働を目標にベトナム、メキシコなどに新規加工拠点設置の検討を開始した。

 同社はハイブリッド型太陽電池を武器に、地上設置用途、住宅などの中小規模から大規模の屋根設置、ファサード(建築物の正面の外観)などの用途にも積極的に展開し、大幅な市場拡大を図ることで薄膜系太陽電池のトップ・メーカとしての競争力をより一層強化する方針という。

  カネカは薄膜ではトップ・メーカなんですね。しかし、第2997回のシャープが08年に160メガワットですからトップの座は抜かれると言うことなのでしょうか。
  いずれにしても、シリコン不足を考えると薄膜への流れは大きくなるのかもしれません。

  それにしてもメーカーは増産で頑張っているのに相変わらずお国の政治家さんたちは選挙のことしか興味がないようです。政策は全て選挙に有利かどうかだけのようです。
  日本の将来を考える政治家はどうして出てこないのでしょうか。やはり国民のレベルの問題なのでしょうね。

諦めるしかないのか!


リチウムイオン電池

2007年12月14日 | エネルギー 環境

  

私の期待する電気自動車も太陽光発電を夜も使える独立した電源にするのも画期的なバッテリーの開発が待たれるのですが私の一番期待しているキャパシターもどうも動きがないようです。やはり難しいのでしょうか。

  世の中の動きはリチウムイオンバッテリーのようです。

  日経エコロミーより

  (12/11)東芝、ハイブリッド車向け車載用電池事業に参入

 東芝は11日、ハイブリッド車などに使う車載用電池に参入すると発表した。次世代の車載用電池として期待されるリチウムイオン電池が対象で、独自開発の材料で充電時間を大幅に短縮し、安全性も高めた。長野県佐久市で来年3月から生産を始め、2010年までに200億円を投じ量産体制を整える。内外の自動車メーカーなどに売り込み、15年に年間売上高1000億円、産業用途も含めた充電池市場で世界シェア10%をめざす。

 ハイブリッド車や電気自動車向けの電池では、トヨタ自動車と松下電器産業が共同生産しているほか、次世代用の開発で日産自動車がNECグループ、三菱自動車がジーエス・ユアサコーポレーションとそれぞれ提携。日立製作所、三洋電機、三菱重工業も独自に開発を進めている。

 東芝はグループの東芝電池の工場(長野県佐久市)に生産ラインを導入し、まず月間15万個(電池のセルベース)を生産。10年をめどにハイブリッド車や電気自動車向けに同60万個、フォークリフトや産業機器用で40万個の生産体制を整える。

 リチウムイオン電池自体が良く分かっていないのでちょっとサーチしてみました。

  リチウムイオン電池の基礎より

  3. リチウムイオン電池の特性

  ・・・略

  リチウムイオン電池は同じエネルギに対して最も小さく、最も軽い二次電池であることがわかるでしょう。リチウム1次電池に対しては負けていますが、リチウム1次電池は充電、再放電ができません。

電池の電圧は乾電池、NiCdNiMHに対してほぼ3倍です。半導体の標準電圧5Vに対しては2直、3.3Vに対しては1直で対応できます。ノートパソコンにリチウムイオンとニッケル水素電池がともに使われていた時代には、リチウムイオン電池は186501600mAhの容量で、ニッケル水素電池は同サイズでほぼ5000mAhであったため、同一本数で、ともに3.6V、容量が約5000mAhのパックができました。そのときの差異は重量で、リチウムイオンでは1/2の重量になりました。価格の差異と重量の差異+メモリー効果の差異のどちらを選択するかということであったわけです。現在ではその選択はリチウムイオンということに結果が出ています。

  ソニーの爆発問題など危険性があるリチウムイオンバッテリーですがやはり主流になって行くのでしょうか。

  太陽光発電とキャパシター以外は余り興味を持てないのですが、特にバッテリーに関してはそんなことばかり言っている訳にはいかないようです。リチウムイオンバッテリーがどんなものか勉強しておく必要がありそうです。
  いずれにしても、バッテリーの画期的な性能アップがない限り今の油中心のエネルギー事情を好転させるのは難しいだけにどこかでブレイクスルーを期待したいですね。

希望は持てるのでしょうか!


1960年代

2007年12月12日 | 日本再生

  

温暖化をこれ以上進めないためには何時頃の生活に戻れば良いのかと漠然と考えていましたが想像もつきませんでした。

  ところが、何時もの市民のための環境学ガイドがその年代を特定していました。

  「買うエコ」のLCA的思考 その1 11.25.2007

  2050年に一人当たりの温室効果ガス排出量を半減しなければならないとしたら、

 (1)生活程度を1960年代に戻す、

 (2)過剰な快適性・利便性と過度な安全性のみを削減して、ほぼ現状程度の生活程度を維持する、・・・以下略

  1960年と言えば昭和35年です。私もまだ小学6年生か中学生になったところです。まだテレビが我が家に来て数年しか経っていない頃だったと思います。クルマもそれ程走っていなかったはずです。冷蔵庫はあったかな。もう記憶のかなたです。

 それでも今の時代から考えてもそれ程不便を感じる物は無いような気がします。クルマは当然公共交通と自転車や歩行で充分ですし、テレビも今のような日本人を間違った方向に導こうとするようなものは無い方が良いでしょう。尤も、太陽光発電があるので今の電化生活は維持できそうな気がします。

 そうであるならばそれ程深刻に考えることもなさそうです。食糧も今のように世界中から持ってくるのでなく地元で取れるものを季節にあったように食べれば何の問題もないし却って健康にも良いかもしれません。

 そうなれば、石油漬けの農業も変わるでしょう。思い切ってやってみれば案外快適に暮らせるのじゃないでしょうか。

やるかやらないか!


橋上マラソン

2007年12月11日 | 坂出

  第2904回第2910回で取り上げた瀬戸大橋マラソンの概要が発表になりました。来年の4月13日日曜日だそうです。

 正式のマラソンはないようです。

実を言えば、日付についてはもっと早くから分かっていました。と言うのも、我坂出市立体育館で着替えをするという計画があって県の担当者が下見に来たりしていたのです。日付に関しては緘口令がしかれていてここに書くわけにはいかなかったのです。しかし、その場所提供の話はなくなったようです。それはスタート地点が与島と岡山側に決まったからでしょう。

  瀬戸大橋開通20周年記念事業

  橋上イベント(マラソン、ジョギング・ウォーク)

開催日時平成20年4月13日() 9:00~12:00(予定)

開催場所番の州から鷲羽山トンネル北口までの約12kmの区間

実施内容

(1)健康マラソン(約5,000人、与島出発)

   コース:与島~番の州折り返し~岩黒島折り返し~与島(約15km)

(2)健康ジョギング(約2,000人、児島出発)

   コース:鷲羽山トンネル北口~岩黒島折り返し~鷲羽山トンネル北口(約8km)

(3)健康ウォーク(約5,000人、児島出発)

   コース:鷲羽山トンネル北口~櫃石島折り返し~鷲羽山トンネル北口(約5km)

 残念ながら私の期待していた正式のマラソンにはなりませんでした。香川・岡山両県とも貧乏でそれだけの予算が取れないようです。

  それにしても日本のマスコミはどうして北京オリンピックボイコットの声を上げないのでしょう。自分達が儲けるためには中国が人権をどんなに侵害していようと日本を非難しようと選手の健康問題があろうと何が何でも賛成したいようです。

 こういうのをマスコミと言うのでしょうか。マスコミというより只の金儲けだけの企業でしかありません。こんな企業が日本中に害毒を流しているのですからこの国が良くなることは期待できないのかもしれません。 

諦めるしかないのか!


F1

2007年12月10日 | エネルギー 環境

 佐藤琢磨選手のF1参戦で久し振りに興味を持ちましたが、いくら好きとは言えども環境問題がこれだけ騒がれる時に最も燃費の悪そうなF1を何の疑問も無く楽しんでいて良いのだろうかと自分の中で疑問を持ってしまいます。果たしてF1はこのまま世の中に受け入れられたままで行くのだろうか。なんてことを思っていたらやはりF1の中でも同じような思いはあるようです。

  環境の世紀より

  2007.12.06 エンジンの時代を終えるF1と車の将来

  ・・・略

 12月5日のautosportwebによれば、

  FIA会長マックス・モズレーは、FIAF1エンジンの開発の完全な停止に向けて歩みを進めると明言した。自動車メーカーがその創造力を“本当に役立つ”テクノロジーに注ぐように導くためだ。・・・エンジン設計の10年間の凍結が間近に迫っており、より環境に優しいアイデアがF1に導入されるための道を拓くことになるだろうと述べた。「F1に対する新しいアプローチの最大の要素は、エンジンに関するものだ」とモズレー。「完全なエンジン凍結も間近に迫っている。私たちはなぜそれを実行しようとしているのか? F1用レーシングエンジンは開発の極致に達していて、もはやこれ以上開発を進める必要はない。現在のF1エンジンは毎分19千回転で回っており、その回転数は他のどんなレシプロエンジンよりもはるかに高い。その音は素晴らしく信頼性も高い上に、驚くべきことだが、現在各メーカーが供給している部分的に開発を凍結された6種類のエンジンは性能差がほとんどない」「今後、私たちはメーカーが本当に役立つテクノロジーに資金を費やせるようにしたい。その第一弾がKERS(運動エネルギー回収システム)デバイスであり、これは2009年に導入される。これこそまさにF1が取り組むべきものだろう。なぜなら、それが実際に役立つことをどこかで実証して見せる必要があるからだ」「F1も役に立つことをやっていると、社会に対して示していく必要がある。F1のスポンサーとなっている大企業は、どこでも社内に環境保護委員会を持っており、F1チームも環境保護に貢献できることを大企業に示していかなければならないからだ」・・・計画されているKERSなどのデバイスの導入によって、F1は名実共に自動車産業の最先端に位置することになるという。「F1はロードカーと関連性を持つべきだ。自動車産業界は、自動車の効率の改善と二酸化炭素排出量の削減という大きなチャレンジに直面している。ハイブリッドや完全な電気自動車へ向かう流れの中で、エネルギーの保存は現在の自動車産業界で行われている最も重要な開発プロセスのひとつなのだ。したがって、KERSと熱回収デバイスを導入することで、F1はその最先端に立つことになる」「エンジンの回転数を毎分19千回転から2万回転に上げることは、自動車産業界に何の利益ももたらさない。だが、KERSや熱回収は一般市販車にも直接的な関連性がある。・・・以下略

  自動車の最高峰と思われるF1のトップがこうした認識を持っていたとは知りませんでした。これはいよいよクルマの世界が変わるかもしれませんね。

 エタノールも食糧問題になりそうだし案外F1が電気自動車になったりすることがあるかもしれませんね。しかし、もっと変われば馬力やスピードを競うこと自体がタブー視されることになるかもしれません。そうなると少し寂しい気もしますがそれも仕方の無いことかもしれません。

 その代わりに自転車競走が今以上に盛んになったりして、そうなると学生時代は自転車をやっていた佐藤琢磨選手にチャンス到来です。尤も、もう歳を取りすぎていますか。

 それにしても、そんな時代が来るとしたら、石油はもう枯渇しているのかもしれません。そのくらいでないと人間は変わらないのじゃないでしょうか。特にF1なんてのは勝ち組のスポーツですから。金持ちの道楽として残る可能性のほうがあるかもしれません。

いよいよ金持ちの時代か!

 


路面電車

2007年12月08日 | 自転車・公共交通

  公共交通好きの私ですが、第85話でも書いたように乗り降りに時間がかかるバスはどうも好きになれません。その後久しぶりに訪れた京都で市バスに乗乗る必要ができたのですが、これがどこを通ってどこへ行くのか皆目わからず乗るバスを見つけるのに苦労しました。やはり、行き先の分かりやすい線路がある方が良いですね。

 こんなことを考えているのは私だけかと思っていたら面白い記事を見つけました。

  FujiSankei Business i. 2007/12/3

  次世代路面電車LRT続く進化…“都会の足”へスマートに

  ・・・略

「どうして鉄道にこだわるのか、道路を走るならバスでもいいのでは」。須田教授に率直な質問をぶつけたら、こう返ってきた。「道路に線路があると安心感が全然、違うんですよ」

 ・・・以下略

  成る程、「安心感」ですか、私の感じていた漠然とした不安感はこれかもしれません。何と言ってもバスは路線が見えないのでどこを通るのかが分からず乗っていてもこれは本当に目的地に行くのだろうかとの不安が付きまといます。運転手が道を間違えることもあるかもしれません。渋滞に巻き込まれることもあるでしょう。つまりは時間が一定しない。

  その点、線路があれば脱線しない限りは間違ったところへ連れて行かれる心配もありませんし。間違った路線に乗ってもそんなに沢山ルートがあるわけではないので間違いに気づき易いのじゃないでしょうか。当然渋滞に巻き込まれることもなく時間も読めます。

  それ以上に、もしかしたら、線路が目に見えるということがこうした安心感を生むのでしょうか。それにしても、こういう考えがあることを知って、私の路面電車好きに自信がもてます。

やはり公共交通は路面電車が主役!


無頓着

2007年12月06日 | 太陽光発電

  

昨日も書いたように、この部屋で何時も、太陽光発電に対する政府の対策のまずさに怒りをぶつけていますが、そのまずさの理由を見事に指摘しているブログがありました。

  Een Japanner die zonnecellen onderzoektより

  なぜ日本は太陽光発電の世界一から転落することに無頓着なのか

  ・・・略

  国民一般の意識はどうあれ、ここにも書いたとおり、日本の経済官僚や財界の思い描く将来のエネルギー源は原子力なのだ。太陽光発電がたまたま世界一になったのは、その時点で他の国が手がけていなかったからに過ぎず、アクシデンタルで一過性のものなのだ。それが彼らの認識である。だから彼らにとっては、日本が太陽光発電の世界一から転落したからといって、特に何も感じるところはない。・・・以下略

 成る程、そうだったのか。ようするに太陽光発電には何の関心も無いと言うことのようです。これじゃぁ、私なんかがいくらやきもきしても何にも動かないはずです。誰が考えても、これからのエネルギーは太陽光発電など自然エネルギーの方が正解だと思っていたのですが、そうじゃぁないんですね。

  要するに政・官・財の方たちは国の未来より今自分のフトコロが潤う方が大事ということのようです。いくらなんでも国の根本に関わることではそんなバカな考え方はしないだろうと期待した私の考えが甘かったようです。

 国の未来を考えるべき人たちがこんな考えしか持っていないようじゃぁ、先は見えたようなものですね。やはり未来は中国かアメリカあたりの傘下になっていると考えた方が良さそうです。

なんだかなぁ!


集光型太陽光発電

2007年12月05日 | 太陽光発電

  

太陽光発電の業界からはずれて半年以上が過ぎました。相変わらずこの部屋で太陽光発電の話題を取り上げていますが、最近やはりなんとなく情熱が薄れてきたかなと感じるときもあります。その所為か何となく太陽光発電が停滞していると思ってしまいます。

  とは言いながらも、太陽光発電に関する記事を見付けるとやはりまだ反応します。

  第2609回で取り上げたレンズを使って太陽光を集めて変換効率を上げるフレネルレンズの開発に三菱商事が乗り出すのだそうです。

  EDリサーチ社 20071127日より

  三菱商事が岡本硝子と次世代太陽光発電システム用部品を共同開発へ

 三菱商事は071126日、岡本硝子と共同で次世代太陽光発電システム向け部品(集光型太陽光発電システム用特殊反射鏡および特殊レンズ)の開発に着手した、と発表した。岡本硝子が研究開発を行い、三菱商事が研究開発投資と製品化後の国内外の販売総代理を担当、08年夏の製品化を目指す。

 岡本硝子はデンタル・ミラーとプロジェクタ用反射鏡で世界トップ・クラスのシェアをもち、フレネル・レンズ(集光性の高い特殊平面レンズ)などの特殊ガラスや反射鏡製造技術の分野で世界水準の技術を保有している。ガラス製造用の高精度の金型成型技術と高度な製造ノウハウを生かしてこのプロジェクトに取り組む。次世代太陽光発電システム向け部品とは太陽光を電カとして有効に活用するための周辺機器、部品のことで、今回の開発目標となっている特殊反射鏡、特殊レンズやパワー・コンディショナ、蓄電デバイスなどが含まれる。

 三菱商事はこれまで国内メーカが製造する太陽光モジュールの輸出販売を手掛けてきたが、太陽電池セル/モジュール製造の高付加価値化、差別化に有効な手段として集光型発電システム・技術に着目した。同社では太陽光事業については、①ポリSiビジネスヘの参入など、川上(原料)分野の強化、②発電事業への参画など、川下分野での新規取り組み、③太陽電池セル/モジュール製造のコモディティ化に対する対策など、3領域への参画・関与を戦略としているが、今回の共同開発は③の太陽電池セル/モジュール製造のコモディティ化に対する対策となるもので、将来の太陽光事業の拡大につなげたいとしている。

 集光型太陽光発電は太陽電池モジュールに密度の高い太陽光を入射することによって素子を効率的に利用するもので、大きくは反射鏡式とレンズ式に分類される。同集光型発電普及への課題は発電オペレーションを含めたシステム全体でのコスト削減、メンテナンス容易性、および高寿命化などであるが、コスト削減と高寿命化の観点から特殊ガラスへの期待が高まっている。

  参照:三菱商事ニュースリリース  岡本硝子ニュースリリース

 この集光型の後付製品を是非開発してもらいたいものです。安くて充分採算が取れるものができたら我が家にも是非取り付けたいものです。

それにしても、色んな技術的なアドバルーンが揚がりますがこれと言って画期的なブレイクスルーはなかなか起きませんね。

 しかしながら、こうやって少しずつ効率が上がっていくのを待つしかないのかもしれません。その中から、あっというようなブレイクスルーが起きて大幅なコストダウンや変換効率のアップが実現されることを期待したいものです。

 何と言っても、バカな日本政府以外は世界的にも太陽光発電に対する期待は高まっている様子なので、きっと近いうちに良いニュースを聞けるのじゃないでしょうか。

と期待してみる!


巨大たこで帆走

2007年12月04日 | エネルギー 環境

  ゲイラカイトを初めてテレビで見たときに、日本人との発想の違いに驚いたものです。日本では竹と紙の発想から大きく外れるようなタコは出てきませんでしたが、海外ではあんな途方も無い飛び方をするものを作ってしまうのですから。何となく彼らにはかなわないなぁと感じたのは私だけでしょうか。

 その発想に繋がるような記事がありました。

  FujiSankei Business i. 2007/11/28

  燃料高騰“どこ吹く風”巨大たこで帆走の貨物船が就航へ

 巨大たこで帆走する世界初の貨物船が近く、大西洋にお目見え。原油100ドル時代を迎え、燃料高騰に頭を抱える海運業界の期待を集めそうだ。

 新貨物船は、独海運会社のベルーガ・シッピング(ブレーメン)が、独スカイセイルズ(ハンブルク)からたこによる帆走技術を受け建造している「ベルーガ・スカイセイルズ(載貨重量9500トン)」=完成予想図。12月15日にデンマークから米テキサス州に向け処女航海する。

 コンピューターで制御された160メートルの長さのたこが、貿易風などを受けワイヤで船首を引っ張る構造。風が弱い場合はディーゼル機関を使うが、スカイセイルズによると最適の条件なら最大50%、通常は最大35%の燃料を節約でき、温室効果ガス削減の効果も大きい。ベルーガは、中国で建造中の貨物船2隻(載貨重量2万トン以上)への大型たこ(640平方メートル級)装備も検討するという。

 環境問題が今のように騒がれるようになる何年か前にやはり燃料節約のためのコンピュータ制御の帆船が話題になりました。そのときも、面白いものを考えるものだと感心しましたが、がその後大きく広がったという話は聞きませんでした。今度のタコはどうなるでしょう。

 それにしても、まさかタコとは想像もつきませんでした。その発想の豊かさに驚かされます。狭い航路や港などでは使えないような気がしますが外洋では結構効果があるのじゃないでしょうか。

 これに以前のコンピュータ制御の帆と太陽光発電を組み合わせればかなりの燃料節約になりそうです。これは良いかもしれないですね。飛行機は飛行船にして船は帆船となれば、時間はかかるにしても物流は確保できるかもしれません。

 クルマと飛行機を廃止して帆船の時代に戻れば化石燃料の使用料はかなり減るのじゃないでしょうか。もちろん陸は鉄道を主体とした公共交通で充分です。

 これなら今の便利さを少し我慢すれば生活程度を落とすことなく行けそうな気がします。

意外と面白いかも!


シャープ

2007年12月03日 | 太陽光発電

  

シリコン不足は深刻なのでしょうか。それとも向かうべき方向はコストダウンに有利な薄膜で決まりなのでしょうか。シャープが薄膜太陽電池の増産だそうです。

  日刊工業新聞より

  シャープ、薄膜太陽電池を年間160メガワットに増産

 シャープは29日、薄膜太陽電池の生産能力を年間15メガワットから08年10月までに同160メガワットに増強すると発表した。220億円を投じ、奈良県葛城市の太陽電池工場にラインを増設する。薄膜タイプは原材料のシリコン使用量を結晶系太陽電池の100分の1に抑えられるのが特徴。シリコンの高騰が続く中で生産体制を拡充するため、薄膜タイプの増産投資に踏み切った。

 シャープは05年9月から薄膜太陽電池の生産を始め、太陽光を電気に変換する効率はモジュールの状態で10%に達する。薄膜系の生産増強により、結晶系太陽電池を合わせた生産量は年間換算で855メガワットとなる。(更新日 20071130日)

  ニュースリリース 薄膜太陽電池の年間生産能力を増強

 国の後押しのないまま一生懸命頑張っているようですが、国内消費が盛り上がらないのはやはり苦しいのじゃないでしょうか。原料不足と国内消費の停滞という二重苦の中で世界一のシェアを守り続けることができるでしょうか。

 別にシャープさんに義理はありませんが折角これまで頑張ってきた努力は報われてもいいのじゃないでしょうか。

 それに未だ日本がエネルギー大国になる可能性が無いわけじゃないのでフォローの風が来ることを信じてそれまで頑張ってもらいたいものです。とは言いながらも、あの子どものけんかのような足の引っ張り合いばかりしている日本の政治家達を見ていると淡い期待も泡と消えそうに思えます。

他にやることあるだろう!


自転車

2007年12月02日 | 自転車・公共交通

  自転車通勤にもだいぶ慣れてきましたが、距離が近いこともあって運動代わりにはならないかもしれません。糖尿病のためにも歩いて通勤しろとの意見もありますが自転車と歩きでは時間が違います。歩くことから比較すると自転車の速さと楽さは捨てがたいものがあります。自転車は本当に便利です。省エネ時代にこれほど最適な乗り物は無いのじゃないでしょうか。

  ソフトエネルギーにそんな自転車の効率についての記事がありました。

  Innovate or Die Pedal-Powered Machine Contest

  プレスリリース / スペシャライズド社

  "Innovate or Die Pedal-Powered Machine Contest" 地球環境の保全のためにペダル動力による解決策の革新的アイデアを募集・・・中略

  このコンテストは、地球温暖化といった地球規模での環境の変化を少しでも緩和するための解決策を見出すことを目的に、自転車のペダルを動力として駆動する機械システムに関するアイデアを参加者に考えていただこうというものです。というのも自転車は効率的なエネルギーの使用という点で、ほかのすべての交通手段を圧倒しているからです。自転車を使えば、時速約4.8キロで歩くのと同じエネルギーの消費量で時速約1624キロを移動することができますので、自転車は地球環境に最も配慮した技術の一つであると考えています。・・・以下略

  アイデア募集はともかく、この「自転車は効率的なエネルギーの使用という点で、ほかのすべての交通手段を圧倒している」という言葉は良いですね。どこかに使えそうですね。
  エネルギー危機の近い今、こんな素晴らしい乗り物を有効利用しない手はありません。
第2993回でも取り上げたように少しずつは動いているようですが、余りにも遅い。皆でクルマを捨てて公共交通と自転車の交通体系へ一日も早く移行すべきです。

急がなくては!


マスコミ

2007年12月01日 | 坂出

  坂出市もとんでもないことで有名になってしまいました。11月28日は朝からヘリコプターが乱舞していました。今日はきっとヘリコプターが飛び回るんだろうなぁと思っていたら案の定、体育館の周りの清掃で落ち葉と格闘している私の頭上を飛び回っていました。思わず数えたら多い時は8機が飛んでいました。
  山の方を捜査とのことだったのに何でこんな港の方ばかり飛んでいるんだろと不思議に思っていたら、何と現場は東へ1キロメートルくらいしか離れていないところだったのです。
  あの現場は我が家からも1キロメートルほど真北になるところですが私は行ったことのない場所でした。

  それにしても、マスコミの取材の凄さは聞いてはいましたが、本当に狂っていますね。いくら幼い子供が犠牲になった事件とはいえヘリコプター8機は異常としか思えません。うわさでは11機数えた人もいるそうです。もっと他に大事なことがあるんじゃないのと思わず叫びたくなりました。
  捜索開始の朝の9時ごろからそんな状態で、夕方の4時頃になってやっと一機もいなくなりました。なんとも壮大な無駄遣いです。

  あんな状態を見ているとやはり日本はマスコミ特にテレビを何とかしないと未来は無さそうに思えます。とは言いながらも、それを見て視聴率を稼がせる国民にも責任はあるのでしょう。
  そう言う私もネットをやりして始めてマスコミの異常さに気がついたくらいですから大きなことは言えません。お陰でテレビを見る時間はかなり減りました。
  ネット人口が増えてくれば日本も買われるかも知れません。

期待したい!