明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



日本におけ臨済宗の開祖栄西は、デフォルメされた肖像しかない。考えてみたら師の迫真の肖像を残す臨済宗も、栄西が初めて持ち込んだので、中国で描かせていなければ残っていなくても不思議はない。 記憶に関する修行していて頭が伸びたことになっているが、長く伝わって来た伝承を、解剖学的に、などと私如きがいうのは野暮というものである。かといって、修行の末に頭が伸びたは良しとしよう。しかしながらあれでは頭の周囲の伸びに、頭頂部が付いていっていないので、まるでボリス・カーロフ演ずるところのフランケンシュタインの如き真っ平である。私が作ることになったら、伝承通り伸ばしはするけれど、不自然な平具合はいくらなんでも。最初にあの頭を制作した人物も、おそらく本人に会った訳でなく、伝承を元に制作したに違いない。私にも40年以上やって来た渡世上、譲れないことはある。

 



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