先日、サンディエゴ写真美術館のデボラ・クロチコさんからメールを頂いて、2012年に作品を見ていただいた時のことを思い出している。アメリカ人の専門家にユニークを連発頂いたのは望外の喜びであったが、最後に何か質問は?に、夜中に地球上で今こんなことをしているのは私だけだろう。と思う時、湧き出る快感物質に酔う私の質問はただ一つ、私と同じようなアプローチの作家はいますか?である。デボラさんは考えこんで、紙に書いてくれたのはCindy Shermanであった。私は好きな写真家は女性ばかりで、中でも一番くらいのファンであったが、大分違う気がするが?いやそのくらいいない、ということであろう。独学我流、自分と何かを比較することを一切拒否して面壁何年のおかげであろう。あれから10年。その後始めた陰影を無くす作品の最新作が、あの時以上に評価いただいたのは何よりである。 作品を大きくするべきと言われた時、よりリアルになるとは思わなかった。共通点は皆無のようなシンディー・シャーマンの件は私には謎のままである。
Don't Think, Feel! 寒山拾得展
人形作家・写真家 石塚公昭 作家活動40周年記念
10月13日(木)〜11月6日(日) 明日月曜日は休廊
石塚HP