オイルプリントの仕上げ作業の中で重要なのは、画面に張り付いたブラシの毛の除去である。インキングの際に画面をブラシで叩けばどうしても毛が抜ける。それを練りゴムで取り除くのだが、作業が佳境に入っている場合、ブラシの手を止め、いちいち取っていては集中力や流れが妨げられるので、乾燥後に先の尖ったもので取ることになる。プリントに張り付いた毛をはがすという、アナログにも程があるこうした作業は、写真というより修験者の技じみている。
K本では本日よりホッピーの焼酎だけの注文ができなくなった。壜の本数で勘定をする女将さんの負担になるし、そこらの店と同じ調子で“中だけ”などといって腰を抜かす客がいるからである。氷が入らず、キンミヤ焼酎の含有量も多い。後ろにコケたら危ない。客じゃなくてガラス戸が。と某常連。
石塚公昭個展『ピクトリアリズムⅡ』
2015年4月25日(土)〜5月9日(土)
オイルプリント制作法
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