フィリピンで犬に噛まれた日本人が狂犬病で亡くなった。36年ぶりだそうである。私の子供の頃は狂犬病という言葉も、まだリアルであった。 狂犬病で思い出すのがグレン・フォード主演『恐怖の48時間』66’である。自分の飼い犬に噛まれ狂犬病に罹った医師が、48時間以内に街にたどり着いて、ワクチンが間に合うかという映画であった。急いでいるのに人を助けたり、なんだかんだと邪魔が入ってハラハラするというストーリーだったと思うが、狂犬病は別名恐水病といって水を恐れるらしく、男が途中、水道水や、湖だったかを見つめては、病気の進行具合を確認するというような場面があったような気がする。そんなバカなと思うのだが。 そういえば昔は、野犬狩りの車を目にしたものである。棒の先の針金のワッカに近所の飼い犬が捕まって、「おじさん、そいつ野良犬じゃないよ!」あの時はあわてた。
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