個展にかこつけサボっていた検診に行く。待合室にいると聞こえてきた先生の声が、「いつ死んでもおかしくありませんよ」。と以前私にいった先生の声でなくてちょっとホッとする。どんな医師だろうと職員室に呼び出された小学生のようになってしまい、情けないことはなはだしい。ここは女医先生ばかりで男の悲哀など解さず、容赦ないという思い込みがあるのでなおさらである。私はどちらかというと嘘はつけないほうである。当ブログでも都合の悪いことは書かないかわりに嘘も書かない。ここでもどうせ嘘をいっても数値にあらわれるだろうから無駄であろうけれども、コンピューターを前にした先生の前ではまさに職員室の生徒で、どうしても多少工夫したセリフが口をつく。幸い悪くなってはいたけれど、危惧していたほどではなく、約束を守って次回はちゃんと来るようにいわれたに留まった。採血の際のナースの質問にも工夫を加えていたので、まずは腹ごしらえ。 HPの新たな制作は、まったく思うようにならないでいたが、やはり私が理解していないことが原因であり、いくらか先が見えてきた。それにしても昔は画像はとにかく軽く、といわれていたものだから、こんな高画質なものを使って良いのか、と思うのだが、何度マニュアルを見てもどうということはないらしい。ただ私はいまだにガラケーであり、パソコンのモニターとは見え方が違うだろうが確認できない。もっとも画像が並べられればそれで良いし、どう観られようと見る人に任せたいのでいい加減、これはこうしてこうなりました的なことは最小限にしたい。マジックショーなど観たら、騙されたまま家に帰るべきであろう。私の従兄弟に300年続く寺の住職で、イリュージョンショーなどやるプロがいるが、親戚のよしみで、とタネを聞いても絶対口を割らない。業界の掟もあろうが、夢を売る人間とはそうしたものであろう。
鴨沢祐仁とイナガキタルホの世界:5月19日(土)~6月3日(日)12時~19時/月曜休み
場所:ビリケンギャラリー 東京都港区南青山5-17-6-101
TEL 03-3400-2214
※『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載8回『昭和残侠伝“唐獅子牡丹”三島由紀夫』
2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtub
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