内覧会に出かける。普通の文学展と違い、ビジュアル的にも興味深い。歴代のSFマガジンの表紙はつい眺めてしまうし、当時の表紙の生原稿は迫力がある。特にインパクトがあるのは真鍋博の美しさ。手塚治虫の絵の上手さに改めて感心してしまった。子供の頃あれだけ見ていたのに、生原稿から伝わってくるものは別物であった。鉄腕アトムが飛ぶとき、足はどこへ行ってまた戻るのか、手塚治虫はどこかで言及していないであろうか。 数は少なかったが初代ゴジラの資料。やはりイカレ具合では初代ゴジラの表情である。個人的には最初に観たキングコングと戦ったゴジラが未だに造形的に最高と感じる。大伴昌司の手書き原稿。子供の頃、おかげでどれだけ勝手に考えたロボットや乗り物の片方に中身を描いただろう。思い出して応用したこともある。 開会の挨拶に筒井康隆と豊田有恒。あの間にはさまりたい。 私はSF作家を扱ったことがない。考えてみると星新一や小松左京は画になるであろうし、よっぽど荒唐無稽な画を創作できるだろう。 久しぶりに私の展示コーナーをざっと眺めて帰る。知人で展示場所が判らず見ないで帰った人がいるが、サザエでいえば最後の、上手く取り出さないと後悔する1階の最深部である。
私の写真も数点展示される昭和をモチーフとしたライブ。町田謙介さん登場は7月26(土)デュアルボイスLIVE(町田謙介、シータθ)
CHARGE:2000yen (飲物・食物持ち込み自由)
画廊のブログ見たらなんだか大変な画に。
http://ameblo.jp/socosocochan/entry-11890207339.html
※世田谷文学館にて展示中。
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