引っ越ししてすぐ用意した水槽、ようやく水を入れる。小学生の頃に熱帯魚を始めたが、再開は5、6年ぶりだろうか。いくつになっても楽しいものである。 コロナによって、様々な変化があったが、私個人としては、元々家に閉じこもる仕事であるし、飲みに出歩けないことを除けば、正月やお盆の東京のようで静かで良かった。まあ、あまり他人事みたいな顔をしていると顰蹙を買うことがあることは、既に小学生時代に学習しているから、その辺りは心得ている。もっとも、他人事みたいな顔に対して厳しいのは女性だということを知るのはずっと後であるが。 こういう時期は、元に戻ることを期待するより、むしろこの期に乗じて新しいことを始めたり、変化のチャンスだという気がする。みんなコロナのせいにしてしまえば良い。ブログではここ何年も寒山拾得を始める可能性について、なんとなく匂わせていたが、拾得の正体普賢菩薩から名付けたというふげん社での二年後の個展も決まった。これも考えてみれば無観客で行われた飯沢耕太郎さんとのトークショーで口走ったことなので、コロナが作用しているといえなくもない。来週にも金魚をいただいてこようと思う。子供の頃から指だけは柔らかかったが、かなり硬くなっているのに気付いた。キーボードの練習を始めることにした。