休館日であったが人形の修正。撮影用で作った物は写る所しか作っていなかったり、作っていても写らない所は色を塗っていなかったりする。これがまた、そこまで塗っているんだったら、もう少し塗ればいいじゃないか、というぐらいギリギリピッタリで止めている。色を塗っている頃にはどう撮るか、アングルからすべて決まっているから、そういうことになるのだが。こういうことになると全く愛想がない。 河本の常連は、志ん生の背景に使った河本の店内がほぼ実物大からちょっと大きいくらいなのを見て驚いている。ちょっと高いが、ほぼ女将さんの目線であろう。地下鉄のフリーペーパー用に作り、交通局から飲酒表現はNGだとクレームが入り、志ん生定番のお銚子にコップを湯のみに替えさせられたことなど話したりして。入稿しホッとして河本に行こうとした時、連絡がきたような気がする。勿論展示作品はお銚子にコップである。 どこに置いても周りの人形と合わないのが新作の三島である。刺青に刀だから仕方がない。プリントは実物大以上である。三島の背景に何故着流しの4人がいるのか。特にキャプションには書かなかった。模造刀の“関の孫六三本杉”といわれる刃紋がようやく生かせた。相変わらずガラケーでの撮影はヘタクソである。 ちなみに人形に関してはお借りしたものもありできないが、写真に関しては撮影可である。
『特別展 深川の人形作家 石塚公昭の世界』
フェイスブック『石塚公昭の世界』
『朗読、音楽、スライドで味わう 乱歩と鏡花』予約受付中
特別展『百年目に出会う 夏目漱石展』神奈川近代文学館 漱石像出品
『タウン誌深川』“常連席にて日が暮れる”第5回 本日発売