ちょっと間を開けている間に、やはりいつの間にか腕が上がっている。完成済み、などと悠長にかまえていたカットを再チェックすると、なんでこれで完成などと思っていたのか。 何年かに一度くらいだが、気を失っている間に修行でもしてきたかのように、いつの間にか目と腕が上がっている時がある。実に不思議な現象であり、昨日も書いたが、真面目にやっていたためのボーナスだと解釈しているのだが、それはたとえば正月などに、食べ過ぎたわりに体重は増えないもんだな、と調子にのっていて、ある日突然、ワンランク、ウェイトアップしていることがあるが、あの感じに似ている。いや似ていない。 作業行程は記憶にあるのでやりなおしに時間はかからない。一日のうちに3カットがランクアップした。天使にいただいたようなボーナスは使わなければならない。一日集中したので息抜き。
私が所有するギターなどほとんどポンコツである。多くは経年のため、トーンコントロールが不調である。電気音痴のクセに改造したくなってくる。これまでエレキギターの腹を開けて、その時点でいうにいわれぬ奇妙な気分に襲われ、開腹した患者を残し手術室をでていってしまい、少年時代から、何台ギターをダメにしたことであろうか。しかし今度は違う。テスターを入手し、各部品の状態を計って、断線している部分などを調べた。どれだけ判りやすく書かれた回路図も、私にはさっぱりである。高校時代の友人にギターを20本以上所有する、電気に強いのがいるので、ギター内部の回路を携帯で撮影して見てもらおうと考えた。携帯では簡単な撮影しかしないのだが、細かい配線を見せるためには、高画質がよかろう、と高画質モードで撮影した。しかし撮影したはずの画像が見当たらない。3回目に携帯本体でなく、中に入っているSDカードに保存されているのを見つけた。かってにここに収まるのか、と他の画像を見てみてみると、そこには先日撮った、緊張した面持ちで岩崎宏美さんとツーショットで写った写真があった。保存しそこなったと思っていたのに。なんだここにいたのね。
過去の雑記
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