自転車に乗っていて、橋の上から川の様子が気になる。今度の人物は水の表現がポイントになるだろう。たまたま特集場所に川が流れていることもあるが、この人物自体が、おそらく水には悩まされたはずである。自転車を止め、しばらく川面の様子を観察した。通る人が、魚でもいるかと思うのだろう、私が見つめるあたりを覗き込んでいく。 『私が作っている人は誰でしょうクイズ』は、早々に『一心太助』という答えをいただいたが、一心太助は架空の人物のようである。なんでそう思われたか、と考えたら、“活魚のお取り寄せ”が原因のようである。ナルホド。私も混乱させることを想定しているのは確かだが、まったく本気であり、未だに生きている物を使うか自分で作るか、結論は出ていない。写真に撮るのだから、新鮮であれば、生きていなくても良さそうなものだが、こればかりは生きていなくては駄目であろう。 図書館の帰りに、KでTの資料をで飲みながら読む。ここは1人でほっといてくれるので読書に身が入る。熟読していると、そこへ少々酒の入った60代女性の二人組み。この店の上得意らしく、持ち帰り用に焼き鳥を40本注文。ビールを頼むがもう飲めない、と近所の会社のユニフォームを着た連中に注いでいる。お金が余っているのか、店が勘定は済んでいる、というのに、払ってないといいはっている。この女性のけたたましさと、それをおだてて酒をたかっているユニフォームの連中に、ムカムカしてきて耐えられず。 T屋を覗くと、主人のHさん、暗い中1人でニュースを見ていた。我々の世代はTについては、語りつくせない思い出がある。資料の本を観ながらひとしきり盛り上がる。「刺身でも食べる?」丁度私が作るか本物を使うか悩んでいる物があるという。撮影に使うため、Tを取り寄せようかと思うけど、どうだろうと訊いてみると、Mは高いけどIなら今は普通に河岸にいけば手に入るんじゃないかな、とHさん。「うまく撮れなかったら食っちゃえばいいじゃん」。今回の撮影用小物は、使用後に邪魔にならないところが良い。今頃の入荷状況を聞いてもらうことにした。こんなものを作る機会はないだろうから、せっかくなら作ってみたい気もするが、フリーぺーパーの表紙に、生きてるそれが登場したら、かなり可笑しいだろう。相変わらず、感心されるくらいなら呆れられたい私なのであった。
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