布袋尊ようやく完成。どうせ目出度いモチーフなら、と背景を金箔貼り風にしてみた。 西洋画や写真に、浮世絵やかつての日本画の自由さを取り入れたい、と阻害しているのは陰影が原因だと、第一作目の三遊亭圓朝から、もう5年にはなるだろう。当初、私の人形の作風と相まって日本画調になったので、かつてのビクトリアリズムが全盛期の印象派の影響を受けていたことで、日本画調のビクトリアリズムと称していたが、今回のモチーフから、異変?を感じていた。作品によっては日本画調ではあるが、どうも趣が変わって来た。何が変わったのか、ずっと考えていたのだが、先ほど原因が判った。同じことをやっている連中がいるならまだしも、超が付くごく個人的技術面の話なのでしないでおく。 以前書いたが、無意識のうちに変わって来たことに気が付き、なんでだろう?と分析するうち、行く道に変化が生ずる。こうして四十年間の私のお馴染みのパターンである。
結び紐のすぐ下が杖との間の空間が消えています。
修正を乞う。 お節介リンタロー拝