スーパーフラットブラックで松尾芭蕉の法衣を塗る。私の聞いた塗料と違うのか、最初、思った程には黒く無いと思ったが、当たる光か弱いと、目を凝らしてもデティールが消えてしまう。一度ベタ塗りし、後で髪なら髪なりの艶を磨き出す、という使い方が面白いだろう。 これは水性のおそらくアクリル絵の具であるが、面白いのが整髪料のMG5みたいな香りがすることである。懐かしい。MG5といえば澁澤龍彦邸にお邪魔して驚いたのが、本棚の二本のMG5であった。金子国義監修だったか『みづゑ』の篠山紀信撮影の本棚にはイメージに合わないと判断されたのであろう。どかされていたが、中学生になり、最初に使うのが安価なヴァイタリスかMG5だった世代でないと〝あの澁澤がMG5!〟というそのカッコ良さは判らないであろう。その日数十年ぶりに買って帰って匂いを嗅いでみた。 昼に芭蕉記念館の方が芭蕉像を取りに来た。これから区役所の担当に確認を取らなければならない、と聞いていたので、ちなみにどんな部署のどちら様の確認を得なければならないのですか、と参考に聞いてみたら。我が芭蕉も備品扱いなので備品担当の係だそうである。了解致しました。 正式には4月の20何日から、展示されるそうである。
新
旧HP
『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube
深川江戸資料館にて葛飾北斎像展示中
※『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載13回『月に兎 泉鏡花