HPをアップしていたパソコンが壊れたため昨年来更新がストップしている。新しいHPビルダーを入手したが、私のサイトとパソコンを連携させること自体、やり方が判らなくなっている。せっかく出版したのだから、紹介ページを作りたいところである。せっかく河童をつくったのだから水木プロダクションに1冊送る。 18日より恒例の丸善本店のグループ展に出品する。どんなグループ展でも私の作品は浮いているが、特にここは可愛らしい少女ばかりで、オジさん制作専門の私としては、少々どころか大変居心地悪く、設置したら逃げるように帰ってくる。DMも少女だらけで送る相手がいない。それに知っている出品作家がだんだんいなくなり、居心地の悪さはつのってきて限界が近い。展示の機会もないジャズ・ブルース時代の旧作品を出品するのには最適であるが、今回は寺山修司も出品する。統一感まるでなし。 当時はまだ片手に人形、片手にカメラで撮影していたが、頭部が予定より大きくなり、全身を作ってしまうと、街を流しながら人形片手に長時間の撮影は無理、ということで、上半身だけにし、さらに中をくりぬいて軽量化をはかった。これを携え三沢まで撮影にいった。街を歩いて背景を選ばず、どこでも画になるのは、私の作品の中では永井荷風と双璧である。荷風に至っては、後ろにルーズソックスの女子高生が歩いていても、まったく違和感がない。 風濤社が拙著『貝の穴に河童の居る事』と『Objectglass12』を会場に置くように手配したそうだが、だったら表紙に使った河童の三郎も初披露、と考えたが、撮影のたび、何種もの表情の頭部と引っこ抜いてはすげ替えるようになっている。つまり撮影用のままである。参考出品は不可ということで止める。不細工な河童にしたつもりであったが、私の作品のなかではもっとも可愛らしいかもしれないのだが。 TVで『いねむり先生』を観る。著者の伊集院静氏はすでに作った。阿佐田哲也。作るのなら私のはずである。
人・形展 丸善丸の内本店 2013年09月18日(水)09:00 ~ 2013年09月24日(火)16:00
http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=2121