ノートに描いた『蘭渓道隆坐禅図』は、水墨画的である。これがカラーであり、人形であり、写真である、とすれば面白いかもしれないが、作品として良くても違う気がして来た。 ジャズ、ブルースシリーズの頃、ミュージシャンだから楽器を待たせたけれど、私が作りたかったのはあくまで人物である。なので個展2回目にして、楽器を作らずケースに入れたままという策を講じた。 昨日書いたが、拡大された連中の目を見て〝私自身が作った覚えのないものが目の奥に宿っているように感じ、これは拡大して初めて見える私の無意識のように感じられ“ あれはどちらかというと、フランケンシュタイン博士が死体を繋ぎ合わせて作った怪物が雷の力で動き出した時「It's alive!」といった感じに近いのではないか?そこで広角レンズ的に背景を出来るだけ押し込み、主役の蘭渓道隆師をより大きくしてみた。

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