明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



5日にジュサブローさんが亡くなられた。人形展のレセプションなどてお目にかかったが、以前人形町にあったジュサブロー館にも何度かお邪魔した。気さくにお客の相手をしながら制作をされていたが、私にはとても真似出来ない。 江戸川乱歩の『押し絵と旅する男』を舞台化されていた頃、NHKで江戸川乱歩特集があり、私の乱歩像に向かい、ジュサブローさんが乱歩自身に語りかけるという演出があった。残念ながら最終的にカットとなってしまったが、撮影の合間に話させていただいた。「あなた人形はどうしてるの?」コレクターの手に渡ると、二度と表に出てこないから手放さないことにしている、なのでジュサブロー館で見てもらえるようにした、と仰っていた。 ジュサブローさんには、人が人の形を作る、ということはどういう事なのか伺えた気がするが、もったいないのでそれについては書かない。 私の乱歩像に対し、背景が見えるようだ、といっていただいたのが嬉しかった。合掌。



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