3年前母が病院で市長選の不在者投票を行う時に、「ちょっと若いけど大丈夫かな。」と言っていたのを思い出す。その18日後に母が他界。告別式を終えた夜全国一若い市長が誕生したことを、自宅(京都府京田辺市)で知った。少しずつ変わりつつもあるが、まだまだ古い体質・体制の中で若い市長が努力奮闘し頑張っている。地方行政も革新派が期待されながら、以前からの市や町の有力者や団体との甘い関係が断たれずに理不尽なことが横行していることが見受けられる。政治行政がこういうことだからこの国はいつまでたっても良くならないのである。そのことにメスを入れ、正々堂々と行政に取り組むために、自己を捨て、市民に真の幸せをもたらしたいと本当に考え行動する人物が出てきている。だから、挨拶や祝辞のそれぞれの場面で、自らの熱き思いを発信している。我がふるさとの松阪市長もその一人と思い注目している。今までの悪い風習を断ち切ろうとすればするほど、またアグレッシブに活動すればするほど、若いだけに余計に叩かれる時もあるけれど、その時は、胸に手を当て、自己の判断は初心と変わりがないかを冷静に判断することであると思う。兎に角、崩壊寸前のこの国を立て直すには、リスクのあることに責任もってチャレンジしていかないと今の日本は良くならないのだから。このことを信じてやまない市民も多くいることを忘れないで頑張って欲しいものである。そして、何の改革もしないで従来通り恙無く淡々粛々と行政を行う、首長の方々、今からでも遅くはなく大いに考え直していただきたい。