連日、熱戦が続くリオデジャネイロ五輪、日本選手の活躍もあり、国中が熱く燃えている。それを伝えるメディアにも注目している。日ごろ実況中継の少ないラジオでの球技、卓球・バドミントン・テニスなどを聴いていても、即わからないことが多い。スピードが速いのに加えて専門用語が頻繁に出てきて、解説するチャンスを失い、歓声が大きく結局少し時間がたってから結果がわかる。テレビ中継のアナウンサー自身がその競技ルールを熟知しているのかというと首をかしげることもしばしばだ。競技終了直後のインタビューも同じ内容のものばかりで、感情を増長するものが多く、その競技だからこそ、聞きたい・知りたいものが異なるはずであり、努力工夫が見られない。外国のメディアのインタビューはどのようなものかを知りたくなる。そういう中、元マラソン選手の増田明美さんの解説するときの下調べの奥深さ、また今回知った池谷幸雄の体操指導面からの技術評価や選手としての本音論、をもとにした解説は、いい感じのものであった。