リオオリンピックが本日で閉幕、甲子園の高校野球も終了した。アスリートの勝利や笑顔の裏には、必ず過酷な練習訓練があり、しかも数度の挫折を味わいながら、それを乗り越えてきたとても凡人では想像ができないものがある。決勝戦で負けて、「お父ちゃんに怒られる」と言った五輪三連覇の吉田沙保里選手。小さい時からの厳しかった亡き父のことが頭に浮かび、号泣したのが誠に素直で印象的である。吉田道場の小さい時からの練習風景は、しごきに近いものがある。郷里のヒロインになった土性沙羅選手もそうだった。とにかく、世界一になるためには、生活人生のすべてがそのことに没頭しなければならなく、ストイックなもの。それを支える最後の砦は、体力、忍耐、根性ということになるのかもしれない。まさに、健全なる心身の醸成である。