昨日は、天皇陛下の「象徴としての務めについて」ビデオメッセージを聞いた。象徴天皇の務めが途切れることなく、安定的に続くことを希望される一方、高齢で体の衰えによって、その務めを果たすことが難しくなってきている現在、憲法や制度に対する発言は避けて、個人的な考えを実直にお話されたと思う。国民のために精一杯生きようとする天皇の十二分なるお気持ちがうかがえる。順序立てた考え方、正しい日本の言葉の表現に、大いに学ぶものがある。今まで、天皇や皇室についての決まりなどについては、触れてはならないことがあり、ほとんど理解してないだけに、言葉をはさむことは、許されないことであろうが、象徴天皇も人間であり、そのことを含んだ天皇を中心とした皇室典範などの法律や制度を国民として考えなければならないと改めて思った次第である。