ガソリン代がまた高くなった。「1リットル200円時代」も笑い話ではない、とガソリンスタンドの方がテレビのインタビューに答えておられた。
高くなるのは原油価格が上がっているからだが、これは原油自体が品薄になっているのではなく、原油の先物取引に投機マネーが流れ込んでいるためだ。
地域通貨に関して、エンデが遺した人類への警鐘に対して、果たして人はいつになったら耳を傾けるのだろうか?
人は「マネーゲーム」のために、働いている。発展途上国の人々は、「マネーゲーム」のために死んでいる。
狩猟民族はなくなれば奪うことを考え、農耕民族はなくなれば育てることを考える。
農耕民族・日本人こそが、このおかしい「ゲーム」から早く目を覚まして、足を洗うべきだ。
午後、税務署から1ヶ月ぶりに職員の方が来られた。今日は統括官も含めて3人で。
フロンティアの事業の意義は十分理解していただいているようだが、法律との板ばさみに合い、人間になったり、ロボットになったりされる。
子どもの頃に読んだSF小説で、人間がつくったロボットが、人間に反乱を起こして人間を支配するというものがあった。
今の日本は、官僚という「優秀なロボット」を作り出して繁栄し、今度は逆に、その「優秀なロボット」に滅ぼされつつあるんだろうなと思った。
税務署は「プリントアウト」という機能が著しく遅れているようで、説明書類は出せないらしい。「決済に時間がかかるから」という理由で、最初からエラーが出るようになってしまっているようだ。
「最終的には訴訟してもらって、結果を出すしかないんでしょうね」ということだった。
21世紀になって、20世紀の憲法と法律と制度では、対応できなくなるのが当たり前だ。
夕方は新しい事業に関しての会議があり、その後、挨拶回りの続きに行った。
夜は井上さんと少し打ち合わせて、駅に送って行った。井上さんも「官僚ロボット」への激しい怒りの文書を作っておられた。
明日、東京で曽根さんと落ち合ってもらい、無駄かも分からないが、フロンティアの思いを伝えに回ってもらう。
「綾部に、新しい日本のモデルをつくろう!」と井上さんは意気込んで、東京に向かわれた。僕も「討ち死」するとしても、前を向いて敵陣に突進していきたい。