12時に中丹文化会館に行った。13時半から、るんびに学園の開設5周年記念講演があり、「夜回り先生」の水谷修先生がお話をされた。
NPO法人まごころが7月12、13日に開催する「まごころ里山再生塾」の参加申込みチラシを持って行って配った。
NPO法人京都オレンジの会(東山区)のご協力も得て、里山や丹波マツタケの再生に、引きこもりや不登校の若者の力を借りたいと思っている。
12日は15時頃から、里山ねっとで準備をして、バーベキュー交流会をします。13日は朝9時頃から、山に入って森林整備や自然体験を行います。
当日はオレンジの会のスタッフによる相談会等もあります。悩みを抱えている若者たち、保護者の方々、またスタッフとしてご協力いただける方々を募集しています。
参加費は、当事者の若者300円、保護者2000円、スタッフ1000円です。
お問い合わせは、NPO法人まごころ(あやべ若者サポートステーション内)0773-40-2227までお気軽にどうぞ。
水谷先生のお話は実感がこもっていた。
5年前、10年前、ついこの間に、少年や少女が犯罪や自殺で命を落としていったこと。
どういう方法でもいい。命だけは大切にしてほしいという気持ちが伝わってきた。
「自分の命は自分のものではない」と先生は言い切られていた。
沖縄の洞窟でアメリカ軍の火炎放射と手榴弾攻撃に遭いながら、子どもたちを守るために、大人はもちろん、最後は3才の子どもまでも懐に岩を抱いて、火炎放射に向かって行き、壁になって乳児を救ったという話をされた。手榴弾には覆いかぶさって被害を自分だけに食い止めていったと…。
命は、先人が守りつなげているものであって、今の時代にそれは託され、私たちはこれを未来につなげていかなければならない。
「誰が悪い」と言う前に、自分は何をしているのかを問いかけてほしいと言葉に、僕もドキッとした。
17時からは、ホテル綾部で、るんびに学園5周年の祝賀会があった。中学生の子どもが太鼓演奏を披露してくれた。
近くで見ると、子どもたちの表情までしっかり見ることができた。照れくさそうに、誇らしげに太鼓を叩く子どもたちの姿を見て、るんびに学園の活動は本当に大切なことなんだなあと改めて実感した。
藤さんに水谷先生を紹介していただいた。
「誰々に会ってきたらいい。俺の息子みたいな奴だから、水谷の息子Ⅱだと言ったら、喜んで会ってくれるよ」「どこそこに自分の直系の誰々がいるから、そこもいつでも行ってきたらいい」といろいろ情報も教えていただいた。
感動的で、素晴らしい5周年記念事業だった。