3日㈫、憲法記念日。日本国憲法について考える日。
私は、いずれ日本は自主憲法を制定すべきだと考えている。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻などを理由に、軽々に憲法改正を論じる人達を見ると危うさを感じる。こういうことは落ち着いて、冷静に考えるべきだ。
一方で、ただただ「改正反対」のプラカードを掲げるのもどうかと思う。
主権を持った独立国である以上、憲法はその国の国民が定めるものでなければならないが、まずは日本がアメリカからの真の独立を果たす気があるか、アメリカがそれを許すか、それをせずに安易に憲法改正だけをすると、アメリカの国益にさらに沿わされることにも十分注意しなければいけない。
数年前、日本は紆余曲折を経て、安保法制を成立させた。日本国憲法には最初から「公共の福祉」という人権の制約原理も定められている。
今の憲法下で可能な最大限の法律を駆使して、災害やコロナなどの緊急事態や中国、北朝鮮、ロシア等との周辺有事に対応する方法がもっとあるのではないだろうか。憲法の条文は概念的な書き方になるので、憲法を改正してもそれを動かす法律がなければ意味をなさない。
今あるものを使いこなしもせずに次の玩具を欲しがっているような憲法改正論には賛同できないと最近、特に思う。