四方源太郎日記(京都府議会議員・綾部市選挙区)

これからの綾部のために、さらなる「挑戦」を!

委員会活動のまとめ

2022年05月17日 | 京都府議会

 16日㈪、朝から京都へ。11時45分から、府民の安心・安全な暮らしに関する特別委員会正副委員長会に出席。12時半から議員団会議の後、13時半から府民環境・厚生常任委員会に出席。補正予算の採決などを行った。

 17時から、自民党府連にて、参議院議員選挙の吉井章候補予定者と北部府議との意見交換会を行った。北部の人口減少に歯止めをかけるため、思い切った施策に取り組んでほしいと述べた。北部の共通課題としては、特に山陰本線の複線化人手不足の解消ぜひ取り組んでほしいお願いした。

 その後は近くの居酒屋で懇親会を行い、引き続き、意見交換した。

 

 17日㈫、12時半から議員団会議。13時半から府民の安心・安全な暮らしに関する特別委員会に出席。この特別委員会では一年間、コロナによる保健医療、産業、雇用、生活に対するの様々な影響について調査し、今後の対応について検討した。今日で委員長として最後の委員会を終えた。

 委員会活動のまとめは下記のとおり。

 中島武文副委員長、山本篤志副委員長をはじめとする委員の皆さん、担当いただいた議会事務局の皆さん、理事者の皆さん、1年間、本当にお世話になり、ありがとうございました。無事に委員長を務められましたことに心から感謝申し上げます。

 この特別委員会はコロナによる府民生活や経済への影響を調査・研究するために新設された委員会であり、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大や影響の長期化により、危機的な状況に置かれている医療現場や厳しい産業、雇用等の状況を踏まえ、府民が安心・安全に暮らせるよう、現下の危機及び新たな感染症に対する危機への戦略的な対応について調査し、及び研究する」ことを目的に1年間、活動いたしました。

 定例会ごとの委員会では、ワクチン接種の状況、商工業者への協力金や各種補助金の申請・支給業務に関する苦情について、コロナ対策の最前線である保健所の状況、コロナで深刻な売上減に直面する観光事業者の苦境などを参考人や理事者から聴取しました。

 保健所の状況に関しては、多少感染が収まっていた12月定例会で山城北保健所の四方哲所長らに出席いただきました。京都市以外では最も感染状況が深刻であった山城管内での鬼気迫る対応状態をお聞きし、部分的な応援では逆に指導や説明の業務が増えて困る、事務書類の受付や発送などを自己完結型で支援することが求められているなど、どういった支援が現場に必要なのかを考える上で大いに参考になりました。

 3月には観光事業者を参考人としてお招きする予定でしたが、政府のまん延防止措置が再延長されたことで、「議会各会派の申し合わせ」によって府内のたった2人の参考人すら委員会にお招きできないことになりました。

 私は「コロナ対応のために設置したこの特別委員会だけは特別に参考人招致を認めるべきだ」と主張しましたが、「議会の申し合わせ」が臨機応変には変えられないとの理由で断念せざるを得ず、大変残念に思いました。参考人としてお越しいただくはずだった方々からは「せめて資料だけでも見てほしい」と提出いただきましたが、こんなことで府議会が信頼されるのかと疑問に感じました。

 コロナに関することは誰しも予測できません。そういった性格を持つコロナ対策のために特別に設置されたこの委員会の運営が硬直的にしかできないのだとすれば、府議会の特別委員会の設置意義にも疑問を感じます。また、こういった際にいまだオンラインでの参考人聴取もできないとは、この2年間、私たち議会は何をしていたのか、自分たちの安全対策だけでなく、府民の皆様の危機感を共有し反映できる府議会であるべきだと大いに反省し、現在、オンライン聴取が可能になるよう改善を求めているところです。

 管内調査は令和3年11月中旬に実施し、コロナによる離職、茶業や農業の収入減、織物産業の課題について調査し、現場の生の声をお聴きして大いに参考になりました。

 次年度はコロナからの本格的な復活を見すえ、先手先手の対応ができるよう調査や委員間討議が活発に行われて京都府への有意義な施策提言につながることを願い、委員会活動のまとめとさせていただきます。


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