昨年のちょうど今頃、蘭越町にコハクチョウが訪れたのを思い出して、朝早く出かけてみました。
川の堤防に沿って車を走らせると、あちこちにフキノトウが咲いて、春の景色を作っていました。
土手には所狭しと言わんばかりにフキノトウ畑が広がっていました。
蘭越町の御成地区には毎年、渡り鳥のコハクチョウが飛来して雪解けの田んぼの水に羽を休めて餌を啄んでいます。ところが、昨年写真を撮った場所に行ってみると、コハクチョウの姿は全く見られず、田んぼにも水がありません。
近くの農家で聞いてみると、1週間ほど前には100羽くらいいたけれど、もう居なくなったというのです。
がっかりして仕方なく帰りかけましたが、どこか居ないかしら?と探しながら尻別川の川沿いの道を走らせていると、「居ました!」川の淀みに30羽ほどのコハクチョウを見つけたのです。
そっと藪を漕いで近づいて写真撮影です。しばらく鳴き声が続いていましたが、私達の気配に気がついたのか、急に飛び立って、空高く飛んで行ってしまいました。とっさのことでカメラの設定を誤ってしまい、上手く写すことが出来ませんでしたが、何とか数枚だけ撮れました。
来年は未だ雪が田んぼに少し残っているくらいの時期に出かけようと思っています。