桜祭りを見終えて帰路、落部から道道67号線に入り、10kmほど車で上っていくと、純和風の温泉旅館の「銀婚湯」があります。最初から帰りに温泉に入ろうと予定していましたので、秘湯と言われているこの温泉に行ってみることにしました。
落部川に沿って細めの道路をどんどん山に向かって行くと、緑の林の中に所々山桜が咲いていて、春らしさを感じます。
里山の風景があちこちで見られ、何故かホッとします。
15分ほどで、上の湯温泉「銀婚湯」に到着。数百年前からアイヌの人々が汗を流し、療養のために常浴していたと伝えられており、大正14年5月10日に中州を開墾して熱湯の大量湧出に成功して、宿が建設されたそうです。
古い立て看板にその由来などが書かれていましたが、ちょうど大正天皇の銀婚の日であったので、この名前がつけられ、銀婚式を迎える夫婦によく利用されるようになったそうです。ちょうど5月10日でしたので、この日の日帰り温泉の料金は700円の半分の350円となっていました。
露天風呂からは渓流と楓の木々の緑が鮮やかで、温泉は体に柔らかくて、温まるいいお湯でした。