天狗山を下りて向かった先は「小樽駅」です。
駅のエントランスホールやホームに飾られているランプは、北一ガラスが寄贈したものだそうで、現在は333燈も並んでおり、レトロな雰囲気もあります。広場に「冬の小樽に輝くガラスの星たち」と言うテーマで、ガラス工房によるガラスアートギャラリーが目を引きました。
駅の4番ホームは「裕次郎ホーム」と愛称されており、裕次郎の曲が流れる時があります。駅前の中央通りは多くの車やバスが行きかい、賑やかでした。
駅から三条市場へ向かう階段の脇に、小樽にゆかりのあり「石川啄木の歌碑」が建っていました。
三条市場は観光客が訪れるようになって、とても賑わっている市場ですが、私が行ったのは初めてでした。魚の干しものやタラバガニ、毛蟹などが水槽に生きたまま泳いでいましたが、値段はとても高そうでした・・・・
小樽駅から運河通りへ行くと、小樽観光の総合案内所「運河プラザ」があります。中のホールへ行ってみると、ワイングラス2000個を積み重ねた3mものワイングラスタワーが作られており、青~紫~ピンク~黄色と変化して、小樽ならではの装飾です。
外に出ると、中庭にはガラスの浮き玉300個を使った大きなツリーが飾られていて、これも6色に変化するので、ひと際目立っていました。
そのすぐ近くにひっそりと犬の像がありました。撮影をして後で調べてみると、この犬は「消防犬ぶん公」で、昭和の初め頃に小樽消防署で飼われていたオス犬で、自動車の出動時に一番先に乗りこみ、火事場では野次馬を追い払い、水を掛けるホースのもつれを直したりして大活躍したと、言い伝えられています。出動回数は1000回に及び、昭和13年2月に亡くなったが、皆に募金を募って、平成18年の命日にこの場所に記念碑が建てられたそうです。