ブナ林は老木が多いと言われていますが、あちこち倒木も見られました。
ほとんど朽ちた老木
台風などで根元から抜けてしまった倒木もありました。
上の2枚は熊笹の花です。熊笹はなかなか花が咲くことがないと言われ、60年に一度咲くと聞いたことがあります。
しばらく進んでいくと「ギンリョウソウの坂」というところに来ました。その先は急な下り坂になっているため、私達はここで引き返すことにしました。最後まで歩くと1時間半はかかるようで、戻るとその倍かかってしまいます。あまり説明も読まずにカメラを片手にここまで歩いてしまいました。
ところで「ギンリョウソウ」とはどんな花なのか?尋ねてみると、「白い透明な花で、昔はこのあたりにたくさん見られたけれど、今はブナセンターの近くに行くと見ることが出来ます。」
そこで下山をして車でブナセンターまで行き、ギンリョウソウは?と聞いてみました。すると、近くの「ブナの小道」に行ってみては?と、言われ、往復20分の「ブナの小道」を歩いてみました。
ところが一回りしてもそれらしきものが全く見つかりません・・・本当に見ることが出来るのかしら?と、半分諦めかけて帰ろうとしたその時、
足元に白く透明なものがチラリ・・・落ち葉を押し分けて探していると、ありました!それらしき真っ白で透明な花?が・・・
「銀竜草」とはツツジ科で、土壌にある菌類に寄生しそこから栄養を吸い取って育つとも、菌類と共生する樹木が光合成により作り出している有機物を得て生存しているとも書かれていました。別名「ユウレイタケ」と呼ばれているとか・・
落ち葉の中から出てきたばかりという感じでしたが、15㎝ほど伸びて花が咲くと柱頭は紺色になるそうで、花が見たいものです。
夫は「よく見つけた!執念だねえ・・」と感心していました。
これはすぐ近くにあったダケカンバの倒木に見られた「オオチリメンタケ」。広葉樹の朽木や倒木に寄生する茸らしい。
歌才森林公園は秋の黄葉も美しいようで、また行ってみたいと思っています。