現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

本日 『喪われた道』 放映

2008-05-02 16:46:49 | 虚無僧って?
内田康夫のサスペンス「浅見光彦シリーズ
第31弾 『喪われた道』がいよいよ今日5月2日
(金)19:5~21:49フジTV系列(名古屋は東海
TV)で放映される。

虚無僧が青梅で殺される。今の世に虚無僧なんか
いるの?ということで「虚無僧研究会」があること
を知り訪ねる。青梅には江戸時代、虚無僧寺の本山
鈴法寺があった。そして舞台は青梅から伊豆へ。
青梅と伊豆とを結ぶ“喪われた道”鎌倉街道があった。
殺された虚無僧は、なぜか、好きだった『滝落ちの曲』
をいつの頃からか吹かなくなっていた。伊豆には
『滝落ちの曲』の舞台となった旭滝がある。そして
事件は意外な方向へ。

虚無僧研究会の会長小菅大徹師、そして会員の諸氏も
協力して、昨年11月から撮影にはいっていた。待望の
作品がいよいよ放映される。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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内田康夫

2008-05-02 16:46:22 | 虚無僧って?
福田康夫の支持率は下降の一途だが、一字
違いの「内田康夫」の人気は益々増す一方。

明日5月2日夜7時57分からフジTV系列
(東海TV)で放映される『喪われた道』は、
虚無僧が登場する。
今ならネットで検索すれば「虚無僧研究会」も
すぐ出でくる。でもこの作品が書かれた頃は
「虚無僧研究会」の存在など、大半の尺八家
も知らなかった時代だ。
『滝落ちの曲』が古典本曲の中で比較的メロ
ディがあって親しみやすい、なんてことを知る
尺八家もほとんどいない。そんな情報を的確に
つかんで、しかも“喪われた道”鎌倉街道と、
伊豆の金山の坑道とを掛け合わせて、みごとな
推理小説にしている。
この作品を読んで、私は伊豆から山梨県の
塩山を通って青梅に抜ける道を辿ってみた。
これが東京とは思えぬ山あいの素晴らしい
景色を満喫した。
内田康夫氏は、この道を実際には通ったこと
なく、地図上で調べて、小説のネタに思いつい
たのだろうか。そこがすごい。
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京都 風の奏葬

2008-05-02 16:46:03 | 虚無僧って?
内田康夫に触発されて、新進推理作家、高梨耕一郎
が、『京都風の奏葬』という作品を講談社から出した。

「竹やぶの中で、若い女性が惨殺される。犯人として
虚無僧が逮捕される」というショッキングな始まりだが、
真犯人は虚無僧ではなかったという結末。

高梨氏がこの作品を書くにあたって、私が電話取材を
受けた。2、3時間も電話で虚無僧について説明した。
その後、資料も多く送ったが、彼は、京都には行かず
に、部屋の中だけで、この作品を作り上げたのである。
その推理力には驚嘆する。この講談社文庫本のカバー
の虚無僧の写真は、私がモデルである。

高梨氏は一年に数冊もの推理小説を上梓して、突然、
癌で亡くなられた。作曲もするので、「この『風の奏葬』
がテレビ化される時は、虚無僧が吹く『第4風動』と
いう曲を作曲するので、私に吹いてもらいたい」という
話だった。それが、何の因果か突然の他界。この作品も
テレビ放映されることが、せめてもの“手向け”と心に
念じている。

『風の奏葬』ご希望の方はFAXで、お申込ください。
 Fax 052-471-5210(一路)送料込み800円。

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違憲判決

2008-05-02 12:14:24 | 地球人類の問題
自衛隊イラク派遣「一部違憲」の名古屋高裁判決が確定(読売新聞) - goo ニュース

「イラク派遣は“いけん”(いかん)」
「これでイラクに“行けん”ことになった」と
思いきや、「違憲判決こそ“いけん”」という
意見も。
「三権分立だから、よくぞ立法府におもねずに
司法の判断を出してくれた」という一方、
「いや三権分立だから、行政は司法の意見に
従わなくてもいい」「自衛隊としては、関係ねぇ」
とか、判決出ても“反決”意見がかまびすしい。

栄の四つ角で「憲法改正の賛成、反対」を問う
投票が行われていた。主催者は、今回のイラク
派遣違憲訴訟原告団。「名古屋の誇りです!」
と、興奮ぎみに、道行く人に呼びかけていた。
虚無僧の私も、尺八吹くのをやめて、一票を
“反対”に投じる。

圧倒的に「改正反対」が多いが、若い人でも
「賛成」に投じているのを見て、へぇーである。
子供は、正直に「わからない」に入れていた。
「“憲法”って何か、わからない」ならいいが、
「戦争がいいか、悪いか」それも「わからない」
のでは不安になる。


カメラ・携帯・デジカメ

2008-05-02 11:38:29 | 虚無僧日記
10年前は、虚無僧を見ると、観光客が大喜び
してくれ、カメラを構えてパシャパシャ。
「一緒に撮らしていただいてよろしいですか」と、
私と並んで記念写真。撮り終えると、「ありがとう
ございました」と、丁寧に“お札”をティッシュに
包んで入れてくださった。礼節があった。

5年位前から、カメラ付き携帯が流行りだした。
私を見ると、ポケットやバッグの中をゴソゴソ。
財布を出すのかと思いきや、出てきたのは携帯。
遠く離れた所からや、柱の影に隠れてこそこそ、
カシャ、隠し撮り。まだ遠慮があった。

現在、もう“ケータイ”で撮る人は少なくなった。
写してくれるのは中国人ばかり。礼節も遠慮もない。
一人ひとり私の傍らに並んで、デジカメで撮影会を
開いて去っていく。

「デジカメのエサはなんだと孫に聞く」。5年前の
第一生命「サラリーマン川柳」第1位作品。今なら、

「虚無僧見て、デジカメ出すは 中国人」

日中友好の架け橋

2008-05-02 09:11:46 | 虚無僧日記
名古屋駅や栄に立っていると、中国人がやたら
増えたことを実感する。
名古屋の外国人登録数は全国1で、中国人が
韓国を抜いて1位とか。留学目的で来て働いて
いる中国人は1,000人とか。ネットで検索すると
なるほどと思う。

旅行業者も、中国からの観光客誘致に特に力を
入れているそうだ。名古屋城以外に観るもの
なんか無いと云われた名古屋だが、いったい
何を求めて来とるんだろう。

観るもののない名古屋で、虚無僧を見つけると
狂気してくれる。私の傍らに立って記念写真。
名古屋の観光に一役かっている私である。

「虚無僧の祖師“普化禅師”は中国唐代の人。
尺八も中国から伝わった」。そんなこと説明して
も「はぁ?」であるが。