現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

父の軍刀

2008-05-13 10:31:59 | わが家のこと
韓国人スター、ジョンフンの「ファンの集い」
に参加するために上海に行った母だが、実は
上海には従兄弟が単身赴任している。彼の
案内で、博物館に行ったら、「日本の軍刀が
展示されていた」とのこと。

私の父も、昭和16年から4年間、陸軍少尉と
して、中支、南支を転戦した。父の『従軍記』
を読むと、父は主計(食料、衣料など物資の
調達係り)だったため、多くの中国人を雇い、
親しくなっていた。終戦とともに、父の部隊は
武装解除することもなく、中国人に守られて
逃避行。最後は軍刀を首長にプレゼントして、
船を出してもらい、上海まで引揚げることが
できた。その刀は、父の祖父が、会津戦争
に佩刀し、命救われた刀だった。父は「自分
もこの刀に命救われた」と書き残している。

その刀の行くへを探したいのだが、あるいは
ひょっとして、という気もする。母は父の軍刀
に呼ばれたのかも、と。

私の心の中では、まだまだ日中戦争の負い
目があるからか、今中国がチベットに対して、
していることには、複雑な思いである。歴史
は繰り返されるか。

再び、羞恥心

2008-05-13 09:35:44 | テレビ・映画・芸能人
「中国人はなぜ嫌われる?」という質問に
「日本人は清潔好き、誠実で嘘を嫌う、奥ゆか
しく、和を好み、強く自己主張しない」などなど
日本人の美徳が並べられ、その反対が中国人だ
という回答があったが、これに反論も多かった。

日本人は、毎日お風呂にはいるのは“清潔”と、
頭から思っているが、中国人に言わせると、
「他人が入った湯に入るなんて気持悪い、不潔」
だと。これには驚いた。頭ガーンである。
「銭湯や温泉で、人前で裸になるなんて、日本人
には“羞恥心”はないのか」。返す言葉がない。

奥ゆかしさ、礼節、遠慮も、日本人はあやしくなっ
てきた。木曽の人々の嘆き。
「都会から山菜採りに来る人のために、山を無料で
開放してあげているのだが、そんな好意を踏みにじ
られる。挨拶もお礼もなく、地元民がいると、睨み
つけて山に入る。空き缶やビニール袋など散らかし
放題。あげくのはて、入口に飾っておいた水車小屋の
模型や、石灯篭、お地蔵様まで持っていかれた」と。
嘆かわしい。これは恥ずべき行為だ。

チベット問題での「反中言動」。ネット上の中国批判。
外国へ行っても、集団で固まって、傍若無人、我もの
顔で闊歩するのは、中国人と変わらない。それを恥ずか
しいと思う日本人も少なくなった。
「羞恥心、羞恥心」と歌うトリオ『羞恥心』が、日本人
に猛省を促しているようだ。





ナチスもソ連も知らなくても

2008-05-13 07:44:32 | 社会問題
【週刊ボクナリニュース】資産770億円の30代富豪誕生で「豊かさ」を考える(ボクナリ) - goo ニュース

「漢字だけでなく、ナチスやソ連も知らない若者」
という記事に、様々な書き込みがあった。

無知な若者をバカにした意見が多い中で、逆に、
30代の男性か「無知をバカにするおじん達の知ら
ないことを、いっぱい知っている」という書き込み
があった。

なるほど、なるほどである。「羞恥心」を読めない
『羞恥心』というグループが、ジャンジャン稼ぎ
まくっている。“無知”が堂々市民権を得た。

そして、過去の出来事など関心ないIT産業や
ベンチャービジネスの若い連中が、今や新幹線の
グリーン車にふんぞりかえって乗っている。
飛行機もファーストクラスは若い起業家だ。
史学科を出て、歴史に関しては人後に落ちない
と自負する私は、2,000円の青春切符で各駅停車
の旅。過去の知識など、何の役にも立たない。
高校でも日本史は必修科目からはずされた。
歴史の教師は、今や失業だ。愕然。


この世の極楽  ホテル・マリオツト

2008-05-13 07:44:10 | 虚無僧日記

毎夜、虚無僧で立っている位置の目の前は
マリオット・アソシエホテル。ここの35階、
コンシェルジェ・フロアーは、知る人ぞ知る
穴場だ。名古屋駅の真上。市内を一望できる
すばらしい眺め。夜の軽食や朝食、ドリンク。
そしてプール、サウナ、フィットネスの利用、
すべて込みで18,000円。他のホテルに泊るより
はるかに贅沢でき、満足を味わえる

招待されて一日宿泊したことがある。
利用する人は若い人が多い。やはりIT産業
の成金か。プールやフィットネスクラブは
セレブな奥様方。毎日来ているという方も。
セレブの社交場になっている。

ツキを呼ぶには、こういうところで、金持ち
と交わることだ。

ホテルマンもインストラクターも常にニコニコ、
お客に失礼のないよう、細心の目配り気配り。
タオル一本落としても、サッと替わりを持って
くる。この世の極楽。

金持ちの世界と貧乏人の両極を行ったり来たり。
有漏路(うろじ)と無漏路(むろじ)の間をウロウロ
が虚無僧の生き様。

         



借金まみれで国家破産

2008-05-13 07:42:56 | 社会問題
国の借金849兆円 1人当たり665万円(共同通信) - goo ニュース

とうとう一世帯当たり2,500万超の借金を
負っていることになった。
「国家は破産している」と毎年言われ続け
ていて、だからどうなの?と慣れっこに
なっきている。

国家破産すると、銀行預金が差し押さえ
られるらしい。

1998年、ロシア国内銀行の全ての預金と
貸金庫が封鎖され、資産没収。

2001年、アルゼンチンでも預金封鎖、
暴動・略奪が発生。

昭和21年、戦後の日本でも、銀行預金・
郵貯が封鎖され、戦時国債は全て紙切れに。

福島県一の多額納税者だった当家も、
全財産を失い、私の叔母は自殺した。
今の私は預金0。何があっても怖くはない。
気楽でござる。