現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

NHK名古屋芸能音楽祭

2008-11-03 22:56:23 | 虚無僧日記
東京に行く前に、栄のNHKで開催されている
「名古屋芸能音楽祭」に寄ってみた。毎週月曜日
午前11時からNHK・FMで放送されている「邦楽の
ひととき」を公開収録するというもの。前回収録
の時、ディレクター氏から相談を受けた。彼は
人が集まるかを心配していた。なにせ、この番組
の視聴率はどのくらいなのだろう。全国1億2千万
のうち、1,000人も聞いていないだろうという番組
だ。ところが幕を開けて驚いた。ま、今回の収録は、
全国でただ一人となった「平家琵琶」の伝承者今井
勉検校の「那須の与一」とあって、定員150名のところ
200名、補助椅子を出しての超満員となった。
平家琵琶は、現代の感覚とは かけ離れすぎていて、
理解されにくいのだが、“NHKスタジオにはいれ、
収録場面が見れる”という興味で、申込殺到したのだ。
試みは大成功。スタジオ内に特設の能舞台も作られ、
効果満点。司会の進行も良く、充分楽しめ満足した。
同じものを聞かせるにも、演出次第で、つまらなくも
面白くもなるものだと知る。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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ヨン様そっくりさん

2008-11-03 07:16:38 | 虚無僧日記
私の母は84歳で、ぺ・ヨンジュンの大ファン。
新幹線にも乗ったことがないのに、ヨン様見たさで
大阪にも韓国にも行ってきた。家中 ヨン様のポスター
や写真だらけ。DVD、ビデオなどの機器も買い込んで、
せっせと録画しては、見たい部分だけを編集して、
ダイジェスト版を作って、ヨン様友達に配っている。

たまに家に帰れば、夜遅くまでヨン様の話ばかり、
そして最後には「お前にも、ヨン様の品とかっこよさの
100分の1でもあれば」と嘆く。「日本人の俳優には、
ヨン様のような品のいい優しさのある人はいない」と
のたまう。

ところがところがである。昨日会ったバリトンの 谷 篤
(たに あつし)さん。人目見てビックリ、ヨン様そっくり。
髪をかきあげる仕草まで似ているのだ。
「皆からそう言われるので、『冬のソナタ』を見てみたら、
仕草まで似ているので“オェ気持悪い”と思った」とご本人。

津市出身で東京芸大出の声楽家。バリトンなので声も低く、
ヨン様に似ている。マイク無しでも太く響き渡る声量に、
もう奥様方は うっとり。私の尺八はすっかり影に隠れて
しまった。せめて私が イ・ビョンフォンにでも似ていたら
ぺ・イ コンビで売り出せるのに。ざんねん。

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11/2(日) 一絃琴と

2008-11-03 04:40:38 | 虚無僧日記
津市分部の本願寺で「一絃琴と尺八のコンサート」。
本願寺といっても浄土真宗ではない。天台真盛宗。
滋賀県近江坂本の西教寺の末寺で尼寺。庵主の眞道
さんは、一絃琴の名手で私とは20年来のお付き合い。
15年前、訳あって全財産を失って出家し、数年の間
音信不通に。そしてその後、私も全財産を捨てて
虚無僧となり、眞道さんは津の尼僧となっていて、
同じ境遇の者同士再会したのだ。これも仏の導きか。

そして毎年、春の雛祭りと秋の観月会の二度、お寺
で「一絃琴と尺八」のコンサートを開くこととなった。
毎回近郷から多くの観客が集まる。いつも はいりきら
ないほどなので、今回は「全然宣伝しなかった」という
が、口コミで100名以上の人が境内を埋め尽くした。

太鼓の伊藤卓也さん、バリトンの谷篤さんもゲスト出演。
谷さんは、ここ分部の出身で東京芸大を卒業し、東京で
活躍されている方。今日のために里帰り。私は初めて
会ったが、なんとヨン様ことぺ・ヨンジュンにそっくり。
皆から言われるそうな。仕草も、表情も歩き方まで
そっくり。今日は、人気をすっかり彼にとられた。

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