現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

NHK相撲中継取りやめの波紋

2010-07-06 19:52:17 | 社会問題
NHK、名古屋場所は生中継せずダイジェスト番組を放送(朝日新聞) - goo ニュース

以前、ブログに書いた通りになった。NHKの相撲番組の
視聴率は10%台と落ち込んでいたところへ、相次ぐ不祥事。
NHKへの投書の7割が「大相撲中継反対」であったこと
から、「視聴者の意見を尊重する」という理由で、「中止」
となったとのこと。

昨年の名古屋場所では、指定暴力団が維持員席を占めて、
NHKを通じて、全国にその存在を誇示していたという。
NHKとしてみれば、やくざの片棒を担がされたのだから、
今回の「中止」も当然か。

相撲人気絶頂の時は強気だった相撲協会だが、今場所は
NHKに中継の依頼をしにきたというのだから、立場逆転
して哀れ。

千代田生命では、大相撲の呼び出しの着る半纏に「千代田
生命」と書き入れ、毎場所、高額の広告料を「茶屋」に
支払っていた。大相撲はNHKの全国放送で、広告宣伝が
できる媒体だったのだ。人気絶頂の時は、「枡席」の定価が
8,000円(今は11,000円?)×人数分のところ、14万円もの
プレミア付きで買わされた。(土産と弁当付きの接待料金)。

NHkで放映されないなら、呼び出しの衣装広告や、懸賞金
を出す意味がなくなる。企業は取りやめるであろうし、相撲
協会や力士にとって収入減ははかりしれない。

保険金分割受取りは二重課税で違法

2010-07-06 15:07:39 | 社会問題
最高裁、年金払い生保への二重課税認定…国敗訴(読売新聞) - goo ニュース

千代田生命では、死亡保険金を分割して「遺族年金」として
受け取る形を勧めていた。死亡保険金を一括受け取るより
分割して受け取れば、総額では多くなる。受け取る保険金額を
他社より多く見せるカラクリととれなくもないが、これには
二重課税という落とし穴があった。

被保険者が亡くなり、死亡保険金の支払い事由が発生した時点で、
相続税が課せられる。実際に現金を受け取っていなくともだ。
但し、相続税についてはさまざまな控除があり、実際に相続税が
課せられることは ほとんどない。対象者は 高額資産家であり、
相続人のわずか 4~5% くらいの人だ。

ただ、理論上、相続税の対象となった上、毎年分割で受け取ると、
他の年金同様、所得税が課せられることになり、おかしな話だと
私は、常々思っていた。それが、最高裁で「違法」との判断が
下されたのだ。

「おかしい」と思っていても、「お上には逆らえない」とあきらめる
人が多い中、訴えて、最高裁まで争ってくれた 原告には敬意を
表したい。すごいことだ。

ゲゲゲの女房

2010-07-06 10:04:28 | テレビ・映画・芸能人
NHK朝の連ドラ『ゲゲゲの女房』が、久々にヒットして
いるようだ。私もはまっている。昭和を生きてきた世代だから、
懐しく共感する。

「生きている人間には同情しない」のセリフは、「戦争で
死んでいった者たちの無念さ」を思えば こそ の 言葉か。

私の父も、戦争で生きて帰ってこれたことの奇跡。生かされて
いるとの思い。そして戦争で死んでいった同僚、部下たちの
無念さを思い、生き残った者、生かされている者の使命、命を
全うすべき責任を 強く負って、戦後の激動と 高度成長期を
生きた人だったとあらためて思う。そんな父の世代の生き様を
水木茂夫婦に見ることができる。

ドラマは、ようやく貧乏神が去って、水木茂の家にも 陽の
光りが当たるようになる。人生こうでなくっちゃ。


鬼太郎と喜太郎

2010-07-06 09:53:58 | テレビ・映画・芸能人
シンセの「喜太郎」の名は、高校時代、長髪で前髪を
垂らし、「ゲゲゲの鬼太郎」に似ていたので「キタロウ」
とあだ名されていたからだそうな。

本名は高橋 正則。愛知県豊橋市出身とは知らなんだ。

桂福点が感動したという喜太郎のレコード『天空』他の
ジャケットの絵は、アメリカ在住のイラストレーター
長岡秀星だ。

宇宙や宗教的神秘的世界を表現している。私も喜太郎の
音楽もさることながら、長岡秀星のイラストに感動して、
これを拡大コピーし、しばらく部屋の壁に飾っていた。

喜太郎の元奥さんは、知る人ぞ知る山口組三代目親分の
娘 田岡由伎さん。はるか昔、一度お会いしたことがある。
「山口組の親分さんの娘さんです」と紹介されて、ビビッて
声も出せなかったが、きれいでまぶしかった記憶がある。
その後まもなくして、喜太郎と結婚したと聞いて、二度
驚いた。

仲間由紀恵主演の映画『ゴクせん』の「山口くみ子」の
モデルと、私はかってに思っている。

盲目の落語家「桂 福点」さん

2010-07-06 09:09:42 | 盲人の世界
7/6 NHK深夜便「明日への言葉」。今朝の出演者は
「桂 福点」さん。盲目の落語家で、障害者や老人施設、
中学校などを回っているという。

子どもの頃から片目が不自由で、水木茂の「ゲゲゲの
鬼太郎」は自分がモデルように思い、漫画家にあこがれ
ていた。

しかし、中学の頃、先天性の緑内障が悪化して、両目の
視力を失い、好きな絵や漫画を描くことができなくなり、
自殺も考える日々。

そんな時、友達から「絵がだめなら音楽をしよう」と
誘われて、バンドを組み、まずはドラムを叩く“どら
息子”となった(笑い)。

まだかすかに見える頃、「喜太郎」の『シルクロード』や
『天空』のレコードを買い、そのジャケットの絵にも感動。

「ゲゲゲの鬼太郎」から「喜太郎」に転じて、当時はまだ
めずらしかったシンセサイザーで作曲も始めた。

大学は大阪芸術大学を卒業し、音楽療養士の勉強もし、
現在では、笑いと音楽、ゲーム等を交えた公演をお行って
いる。

落語も一人前で、このほど、桂福団冶師匠から「桂 福点」
という名を許されたとのこと。

落語家なのか、音楽療養士なのか、音楽演奏家なのか、その
場その場、相手に応じて、臨機応変 使い分けるという。
どんな時にも“笑い”で 返す、その技を学びたい。

NHKで、先日放映された「福祉ネットワーク」が、7月8日
(木)教育テレビ夜8時と、15日(木)昼12時、再放送される。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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