現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

10/27(水) 虚無僧 1日目

2010-10-28 09:08:33 | 虚無僧日記
10/28 虚無僧 100日 寒修行スタート。
昨日は、木枯らしが吹き荒れ、天蓋が飛ばされ
そうで、とても尺八を吹いてられず、断念。

「風吹かば吹け、雨降らば降れ」などと言っても、
雨風に弱い虚無僧でござる。

今日は、冬装備だから、それほどの寒さは感じ
なかった。短パンで素足をさらけ出している
お姉様の方が、よっぽど寒そうだ。

「COP10」の関係者か、スーツ姿のアフリカ系
外国人が多く目につく。30人ほどだが、彼らは、
ほとんど私に関心を示さない。「私は“絶滅危惧種”の
虚無僧だ!なんとか保護条例で保護してくれい」と
訴えたいところだ。

それでも、外国人の観光客が3人ほど、カメラを
向けてくれた。
写メを撮る日本人はガタ減り。それでも今日は3人。

アラフォー(40歳前後)の 格好いい ビジネスマンが、
丁寧に1,000円札を入れてくれ、しばらく、こちらの
動きを伺っている。「ムム、何を期待されているの
だろう」。虚無僧は、言葉は不要。尺八を吹くだけ。
これで 良かったのだろうか?

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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虚゛無僧 1日目 つづき

2010-10-28 09:07:05 | 虚無僧日記
名古屋駅前交番の近くで吹く。1時間ほどして、
体格の良い警察官が近づいてきた。「職務質問」か
と身構えるが、「尺八上手ですね」と、やんわり。

「どこのお寺さんですか」と。以前は「京都の明暗寺
です」で、納得して帰って行かれたが、今日は正直に
「虚無僧は在家宗教ですから、僧侶ではありません。
一応、京都の明暗寺に登録はしています」と、『明暗
教会会員証』を見せる。ついでに、私のプロフィールを
書いたチラシも渡して、虚無僧体験を各所で講演して
いることなども話す。「老人会などにいいね」と。
職務質問ではなく、尺八や仏教に関心がある由。
しばらく会話が続いた。

男性が財布を出しながら、二人のやりとりを聞いて
いたが、なかなか話が終わらないので、行って
しまった。ザンネン。

また しばらくして、若いカップルが腕組しながら
近づいて来た。女性の方が「顔見せて」と、男性が
「やめろよ」と。“からかい”かと思ったが、
きちんと財布からお金を出して喜捨してくれる。
意外とまじめな二人。「私たち、ずっと離れずに
いられますかぁ」と女の子が聞いてきた。ラブラブだ。
「はい、それでは、お二人の愛が永遠に続きますよう
祈って、一曲」と『アメージング・グレイス』。
「あ、この曲知ってる」と。かわいい女の子だった。

こんな若い人と会話が楽しめるのも虚無僧ならば
こそ。私の方こそ“幸せ”を いただいた。


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