現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

卒業式に「桜」

2013-03-20 12:15:47 | 「八重の桜」
静岡28度、各地で夏日=名古屋などで桜開花―気象庁(時事通信) - goo ニュース

昨日(19日)は、各地で25度以上の夏日となるバカ陽気。
名古屋でも「桜(ソメイヨシノ)」が 開花しました。

昨日は、市内の各小学校で卒業式。
○○小学校の卒業式では、校長先生の訓示で『八重の桜』の
話しが出たようです。

「会津藩では、六歳から九歳までの藩士の子供たちは、
町内ごとに『什 (じゅう)』という集まりがあり、
毎日、『什の教え』という約束事を 唱和していました。

たとえば、

一、年長者の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ 」
というような話だったようです。

この「什の掟」は『国家の品格』でも紹介され、最近
ちょくちょく目にします。会津の小学校では、「今も
毎日唱和している」とか報道されてもいます。

会津人としてはうれしいことですが、はて?、

「一、戸外で物を食べてはなりませぬ」や
「一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へては
 なりませぬ」は、現代の世に通じるのでしょうかね。

『八重の桜』でも「八重」さんは、しょっちゅう
戸外で男と口をきいています。

最後の「ならぬことは ならぬものです」は、今年の
流行語になれるかしらん。


今日3/20は お彼岸の中日

2013-03-20 10:51:33 | 心の問題
今日3月20日は「春分の日、彼岸の中日」。

「春分、秋分」を「祝日」とする国は稀だとか。
つまり西欧諸国では、今日は祭日(休日)ではない
ようです。

この「春分、秋分」に墓参りに行くというのも、
他の仏教国には見られず、日本だけのようです。

日本人の「仏教観」では、「春分、秋分」の日に、
太陽が真西に沈むのを拝んで、西方の彼方にあると
いう「極楽浄土」を想い、先祖を供養するというもの。

家族そろってお墓参りに行けるよう「国民の休日」と
定められたのでしょうか。

ところが「法律は宗教外にあるべき」との観点から、
「祝日法」では「春分の日は“自然をたたえ、生物を
いつくしむ”日」と理由づけされているとのこと。

ただし「秋分の日は“祖先をうやまい、なくなった
人々をしのぶ”」となっています。

ということは、「彼岸」は「仏教」というより、
日本人の本来もっている「自然崇拝、先祖崇拝」の
信仰心と考えた方が良いのではないでしょうか。

当家は「仏教」ではないから“かんけェねェ”と
いうより、せっかくの「国民の祝日」。今日一日、
先祖を敬い、善行に励みましょうぞ。