久しぶりに唯川恵を読んでみる。十の作品が収められている短篇集。やっぱりいいなぁ。
唯川恵は金沢出身。この十の作品は皆、金沢を舞台に展開していく。
金沢が舞台というと…雪深い北国、歴史ある城下町、伝統工芸、上品な和菓子、美しい加賀友禅、華やかな夜の香林坊、着飾っている女性達…もう、これだけで作品が成立するような気がする。
残念ながら気に入った感情移入できるヒロインはいなかったが、それはそれで淡々と読めて気に入っている。
唯川恵は自身にお子さんがいないせいか、子どもを書くのがヘタ、というか母性を書くのがヘタだったが『聖女になる日』などは良い作品だと思う。
金沢の由緒ある商家などに嫁ぐと、周りからは玉の輿と言われるが、本当に大変だという事がよくわかる。
そうそう、『過去が届く午後』という作品は、以前TVで放送していた『世にも奇妙な物語』とそっくりだった。この作品の初出が1997年らしいから、『世にも奇妙な物語』は、これを原作としたのだ。ホラーっぽい作品。
唯川恵は金沢出身。この十の作品は皆、金沢を舞台に展開していく。
金沢が舞台というと…雪深い北国、歴史ある城下町、伝統工芸、上品な和菓子、美しい加賀友禅、華やかな夜の香林坊、着飾っている女性達…もう、これだけで作品が成立するような気がする。
残念ながら気に入った感情移入できるヒロインはいなかったが、それはそれで淡々と読めて気に入っている。
唯川恵は自身にお子さんがいないせいか、子どもを書くのがヘタ、というか母性を書くのがヘタだったが『聖女になる日』などは良い作品だと思う。
金沢の由緒ある商家などに嫁ぐと、周りからは玉の輿と言われるが、本当に大変だという事がよくわかる。
そうそう、『過去が届く午後』という作品は、以前TVで放送していた『世にも奇妙な物語』とそっくりだった。この作品の初出が1997年らしいから、『世にも奇妙な物語』は、これを原作としたのだ。ホラーっぽい作品。