ケイの読書日記

個人が書く書評

奥田英朗「用もないのに」

2012-08-19 21:37:57 | Weblog
 図書館の書架で、この奥田英朗のエッセイを見つけ借りたが…家に帰って激しく後悔。

 一番最初の章のタイトルが『再び、泳いで帰れ』(北京ー結局、星野ジャパンは弱かった。本当にがっかりした)だったから。

 あーーーーー!思い出したくない古傷!
 北京オリンピックで野球競技が最後になるという事で、日本は星野を監督にすえ、プロのすんごい人ばっか集めドリームチームを作ったんだ。星野監督は、元は中日の選手だし、長く中日の監督を務めていたので、中日の選手を多くひっぱった。(投手は川上、岩瀬、野手は森野、荒木、だったと思う。他にもいたかな?)

 それで、WBCのように勝てば万々歳だったのだが…弱かったんですね。
 全然、打撃がふるわなくって、川上や岩瀬はボロボロに打たれるし。
 結局4位におわり、メダルを取れなかった。それに、あのGG佐藤の歴史的落球!
 (GG佐藤って今、イタリアのプロ野球チームにいるんだってね。『笑ってこらえて3時間SP』で見た。なかなかナイスガイだよね。)

 とにかく、オリンピックから帰ってきても、しばらく川上や岩瀬の調子は悪かったよ。

 帰国した時の記者会見で、星野監督が記者団の質問に「被告席に座っているみたいだ」と言ってたけど、苦しかっただろうね。

 オリンピックでは、自分の内にあるナショナリズムに驚くことがある。私って、こんなに日本が好きだったって。
 韓国大統領の「天皇訪韓なら謝罪を」には、本当にショックを受けた。 昭和天皇に謝罪を求めるなら、まだわかるが、今の天皇は戦争中はまだ、ほんの子供だったんだよ。
 結局、100年たっても200年たっても、謝罪を要求されるんだ。よくもまあ、ノーテンキに韓流スターの追っかけをやってるなぁ、と思います。
コメント (2)
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