タイトルが「アレグリアとは仕事はできない」だから、アレグリアというのは外国人研修生か何かの名前で、日本で働き始めて、職場の日本人と文化的摩擦でも起こしているんだろうか?と思ったが…。
なんと!! アレグリアとはコピー機の名前なのだ。コピー機というか、もうちょっと上等のスキャナ・プリンタ機能も併せ持つ複合機。品番YDP2020、商品名アレグリア。へぇー!!
女主人公ミノベは、地質調査会社に勤める事務員で、当然のことながらコピー機をよく使う。スキャナ機能・プリンタ機能は男性社員がよく使い、すこぶる調子がいいのだが、コピー機能はしょっちゅう故障し、サポートセンターに何度も電話するので、サポセンの女性従業員が嫌がっているのがわかるほど。
それに、修理に来るサービスマンは、きまって終業時間ギリギリなのだ。
このムカつくコピー機との仁義なき戦いが書かれている。
しかし、いくら故障ばかりするといっても、たかだかコピー機を「ビッチ」だの「性悪女」だのと罵るだろうか? そこまでコピー機を擬人化する?
いやいや、私の使っているコピー機は、そもそもこんなに故障しないし、サポートセンターに電話しても、サービスマンも1~2時間ほどで来てくれるから、さほど腹も立たない。
でも中には、サービスマンに「いっそのこと、あいつを葬りましょう。この機会に」と言わせるほどひどいコピー機もあるのだろう。
そういったコピー機に当たらなくて本当に良かった!
津島記久子は、地味な芥川賞作家だが、独特のユーモアがあり、だんだん好きになってきました。
なんと!! アレグリアとはコピー機の名前なのだ。コピー機というか、もうちょっと上等のスキャナ・プリンタ機能も併せ持つ複合機。品番YDP2020、商品名アレグリア。へぇー!!
女主人公ミノベは、地質調査会社に勤める事務員で、当然のことながらコピー機をよく使う。スキャナ機能・プリンタ機能は男性社員がよく使い、すこぶる調子がいいのだが、コピー機能はしょっちゅう故障し、サポートセンターに何度も電話するので、サポセンの女性従業員が嫌がっているのがわかるほど。
それに、修理に来るサービスマンは、きまって終業時間ギリギリなのだ。
このムカつくコピー機との仁義なき戦いが書かれている。
しかし、いくら故障ばかりするといっても、たかだかコピー機を「ビッチ」だの「性悪女」だのと罵るだろうか? そこまでコピー機を擬人化する?
いやいや、私の使っているコピー機は、そもそもこんなに故障しないし、サポートセンターに電話しても、サービスマンも1~2時間ほどで来てくれるから、さほど腹も立たない。
でも中には、サービスマンに「いっそのこと、あいつを葬りましょう。この機会に」と言わせるほどひどいコピー機もあるのだろう。
そういったコピー機に当たらなくて本当に良かった!
津島記久子は、地味な芥川賞作家だが、独特のユーモアがあり、だんだん好きになってきました。