今更ながら『容疑者Xの献身』を読む。映画の方は、映画館で見て、おいおい泣いたなぁ。容疑者Xが、あまりにも可哀想で。
天才数学者でありながら不遇の日々を送っていた高校教師・石神は、隣に引っ越してきたシングルマザーに、密かに思いを寄せていた。
彼女たちが、別れた前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うために、完全犯罪を企てる。
この石神が湯川と同窓で同期。映画では、事件の背景とか、容疑者たちの心理にばかり気を取られ、トリックをイマイチよく理解できなかったが、小説を読んでよく分かった。そういう事か。「アリバイくずしに見えて実は…」
そこが、この作品の一番のポイントなんだろうが、それよりも私には、ずーっと湯川が作品中に登場してくれて、大満足!!
特に、学生時代の湯川の事が書かれてあって、楽しめた。
…髪を肩まで伸ばし、シャツの胸元をはだけた男が、頬杖をついていた。首には金色のネックレスを付けていた…
石神が大学在学中、湯川と初めて話した時の、湯川の容姿の記述。うげっ! これが18歳or19歳の湯川? イメージとかけ離れているような…。それに、もう少し目鼻立ちの記述がほしかったなぁ。涼しげな目元とか整った鼻筋とか…。
でも、湯川って自分の身なりに無頓着な人じゃないよね。アルマーニのスーツを着たり、靴もキレイにしていたり。独身だから、お金をかけることができるんだろうけど。
ずいぶん前に読んだ、東野圭吾のエッセイに、真性理系という言葉があったと思う。東野も電気工学科だから、自分で理系人間だと思っていたが、大学に入学して難解な講義を受けると、いかに自分がエセ理系か、が分かった。自分以外にも理学部や工学部の大学生の大半はエセ理系だが、ごく少数ながら真性理系も存在するのだ、という意味の事を書いていた。
湯川や、その同期の石神は、真性理系なんだろう。こういう人の邪魔をしちゃダメだ。研究に邁進してもらいたい。
小保方晴子さんも、低次元の誹謗・中傷に負けず、研究を続けていってもらいたいです。
天才数学者でありながら不遇の日々を送っていた高校教師・石神は、隣に引っ越してきたシングルマザーに、密かに思いを寄せていた。
彼女たちが、別れた前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うために、完全犯罪を企てる。
この石神が湯川と同窓で同期。映画では、事件の背景とか、容疑者たちの心理にばかり気を取られ、トリックをイマイチよく理解できなかったが、小説を読んでよく分かった。そういう事か。「アリバイくずしに見えて実は…」
そこが、この作品の一番のポイントなんだろうが、それよりも私には、ずーっと湯川が作品中に登場してくれて、大満足!!
特に、学生時代の湯川の事が書かれてあって、楽しめた。
…髪を肩まで伸ばし、シャツの胸元をはだけた男が、頬杖をついていた。首には金色のネックレスを付けていた…
石神が大学在学中、湯川と初めて話した時の、湯川の容姿の記述。うげっ! これが18歳or19歳の湯川? イメージとかけ離れているような…。それに、もう少し目鼻立ちの記述がほしかったなぁ。涼しげな目元とか整った鼻筋とか…。
でも、湯川って自分の身なりに無頓着な人じゃないよね。アルマーニのスーツを着たり、靴もキレイにしていたり。独身だから、お金をかけることができるんだろうけど。
ずいぶん前に読んだ、東野圭吾のエッセイに、真性理系という言葉があったと思う。東野も電気工学科だから、自分で理系人間だと思っていたが、大学に入学して難解な講義を受けると、いかに自分がエセ理系か、が分かった。自分以外にも理学部や工学部の大学生の大半はエセ理系だが、ごく少数ながら真性理系も存在するのだ、という意味の事を書いていた。
湯川や、その同期の石神は、真性理系なんだろう。こういう人の邪魔をしちゃダメだ。研究に邁進してもらいたい。
小保方晴子さんも、低次元の誹謗・中傷に負けず、研究を続けていってもらいたいです。